| 企業名 | 株式会社ＱＤレーザ |
|---|---|
| URL | https://www.qdlaser.com/ |
| 業種 | 電気機器 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 2242.0 |
| 所在地 | 川崎市川崎区南渡田町１番１号 |
企業概要
当社はレーザ技術を駆使し、レーザデバイス事業とレーザアイウェア事業の２つの主要事業を展開しています。国内外の複数の非連結子会社と連携し、専門技術を応用した製品の開発、製造、販売を行っています。コア技術として、独自の半導体結晶成長、レーザ設計、小型モジュール、VISIRIUM Technology、回折格子、量子ドットレーザが挙げられます。
各事業の内容と状況
レーザデバイス事業
当社のレーザデバイス事業は、高度な技術を基盤としたファブレス製造であり、独自の活性層成長技術を持ち、特に量子ドットレーザの分野で他にないノウハウを有しています。
主要製品には、以下のようなものがあります。
| 名称 | 用途等 |
|---|---|
| 1240-1310nm量子ドットレーザ | 温度安定性に優れ、高温で動作可能。データ通信用の光源として使用。 |
| 1300nm高温度動作量子ドットレーザ | 高温度環境でのデータ伝送やセンシングに適用。 |
レーザアイウェア事業
レーザアイウェア事業は、網膜投影技術を用いた製品の開発と販売を行っており、一般顧客向けと法人顧客向けの双方に対応しています。代表的な製品は「RETISSA DisplayⅡ」、および新製品の「RETISSA ON HAND」、「RETISSA NEOVIEWER」などが挙げられます。
従業員について
| 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(円) |
|---|---|---|---|
| 45 | 49.16 | 6.60 | 7,807,622 |
関連企業
当社の主要な関連企業は以下の通りです。
- QD Laser Deutschland GmbH（ドイツ）
- QD Laser America,Inc.（米国）
業績
| 項目 | 当期 | 前期比(%) |
|---|---|---|
| 売上高(千円) | 1,159,479 | 5.3% |
| 営業損失(千円) | 556,770 | -40.3% |
各指標の増減について
売上高はレーザアイウェア事業の新製品販売や開発受注に伴い増加しました。一方、営業損失は新商品の試作や派遣人員の増加に関連する費用が増加した結果、減少しました。
リスクについて
当社特有のリスクとしては以下のようなものがあります。
- 新技術の導入による既存製品の市場競争力低下
- 海外市場の不確定要素
- 高専任の専門技術者の退職リスク
まとめ
当社は、高い技術力を背景に様々な革新製品を提供しており、特にレーザデバイス事業とレーザアイウェア事業に強みがあります。直近の業績数値を見ると、新製品の市場投入とそれに伴う売上増加が確認され、前向きな展開と言える一方で、営業損失や特定のリスク要因には注意が必要です。全体的に現状は好調に向かいつつあるが、リスク管理を怠らず、継続的な技術革新と市場開拓が求められます。
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