相対年度 | 4期前 | 3期前 | 2期前 | 前期 | 当期 | 前期比(%) |
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項目名 | ||||||
PBR | ー | ー | ー | 1.18 | 1.21 | 2.2 |
PER(株価収益率) | ー | ー | 14.38 | 8.93 | 118.91 | 1230.2 |
ROA(総資産利益率) | ー | ー | ー | 5.40 | 0.5 | -90.7 |
ROE(自己資本利益率) | 4.40 | 9.80 | 6.09 | 14.0 | 1.10 | -92.1 |
売上高利益率 | ー | ー | ー | 7.69 | 0.69 | -90.9 |
純利益 | ー | ー | ー | 1,193百万円 | 112百万円 | -90.6 |
売上高 | 14,521百万円 | 16,105百万円 | 14,684百万円 | 15,461百万円 | 15,422百万円 | -0.3 |
純資産 | ー | ー | 450百万円 | 8,987百万円 | 10,956百万円 | 21.9 |
総資産 | 20,050百万円 | 17,207百万円 | 18,836百万円 | 22,134百万円 | 22,774百万円 | 2.9 |
株価の割安性:割高
この企業のPERは118.91倍、PBRは1.21倍であり、PERが市場平均の15倍を大きく上回っているため、割高と判断されます。割高の要因としては、ROEが前期の14.0%から当期は1.10%に急落し、ROAも5.40%から0.5%に大幅に低下していることが挙げられます。これにより、収益性が大幅に低下し、投資家の期待が高まっている可能性があります。また、売上高はほぼ横ばいである一方、純利益が大幅に減少しているため、企業の成長性に対する懸念が株価に反映されていると考えられます。
収益性:低い
当期のROEは1.1%、ROAは0.5%、売上高利益率は0.69%です。これらの数値を基に収益性を評価すると、ROEとROAはそれぞれ10%と5%を目安にすると低いと判断できます。売上高利益率も0.69%と非常に低い水準です。
収益性が低い要因として、以下の点が考えられます。まず、売上高はほぼ横ばいで成長が見られないことが挙げられます。また、純利益が前期比で90.6%減少しており、特にROEとROAの大幅な低下が顕著です。これは、研究開発費の増加や顧客の設備投資計画の見直しによる受注・出荷の翌期以降へのずれ込みが影響していると考えられます。さらに、主要セグメントであるIJPソリューション事業とLCD事業の減収・減益も収益性の低下に寄与しています。
業績のトレンド:不調
この企業の業績トレンドは「不調」と判断されます。売上高は前期比0.3%減少し、ほぼ横ばいですが、純利益は90.6%減少し、ROAやROEも大幅に低下しています。特に、ROEは前期の14.0%から当期の1.1%に急落しており、自己資本利益率の大幅な低下が見られます。また、売上高利益率も90.9%減少しており、利益率の低下が顕著です。
要因としては、顧客の設備投資計画見直しや、受注・出荷の翌期以降へのずれ込みが挙げられます。特に、IJPソリューション事業やLCD事業において、顧客の投資抑制が影響し、売上高と利益が大幅に減少しています。また、研究開発費の増加も営業利益の減少に寄与しています。
AIメカテック株式会社の概要や事業内容など
企業名 | AIメカテック株式会社 |
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URL | https://www.ai-mech.com/ |
業種 | 機械 |
決算日 | 6月30日 |
企業概要
当社グループは、当社と連結子会社1社および関連会社1社で構成されており、フラットパネルディスプレイ(FPD)製造装置や半導体パッケージ製造装置の開発・製造・販売およびアフターサービスを行っています。主要な関係会社としては、連結子会社の南京新創機電科技有限公司と持分法適用関連会社のナノリソティックス株式会社があります。企業理念は「先進・革新技術で未来を創造」であり、グローバル企業を目指し、社会に貢献することを目標としています。経営方針としては、ディスプレイ分野の技術革新への貢献、新たな用途や事業領域の開拓、顧客満足度の向上を掲げています。経営戦略としては、デジタル化社会への移行を支える半導体やFPDの製造に不可欠な高品質の製品・サービスを提供し、事業拡大を図ることを目指しています。特に、IJPソリューション事業と半導体関連事業に経営資源を投入し、持続的な成長を実現することを重視しています。
事業内容
当社グループの事業は、IJPソリューション事業、半導体関連事業、LCD事業の3つのセグメントに分かれています。IJPソリューション事業では、インクジェット・プリンティング(IJP)技術を応用した次世代ディスプレイやスマートグラス向けのプロセスと設備を提供しています。ナノインプリント技術やフィルム応用技術も活用し、様々な分野での利用が期待されています。半導体関連事業では、半導体パッケージ製造過程に用いられるはんだボールマウンタ装置やウエハハンドリングシステム、UV装置とエッチング・アッシング装置の開発・製造・販売およびアフターサービスを行っています。LCD事業では、液晶ディスプレイパネル生産工程で使われるシール塗布装置、液晶滴下装置、真空貼合せ装置の開発・製造・販売およびアフターサービスを提供しています。各事業において、顧客のニーズに応じた高精度・高品質な製品を提供し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行っています。