株式会社ユニバーサル園芸社の業績を有価証券報告書から分析2024-09-27

相対年度 4期前 3期前 2期前 前期 当期 前期比(%)
項目名            
PBR 1.53 1.34 -12.7
PER(株価収益率) 12.89 12.10 8.80 10.80 9.80 -9.3
ROA(総資産利益率) 11.5 10.80 -6.1
ROE(自己資本利益率) 9.5 9.5 15.89 15.10 14.5 -4.0
売上高利益率 10.89 9.80 -10.1
純利益 1,506百万円 1,654百万円 9.8
売上高 9,118百万円 9,569百万円 11,600百万円 13,816百万円 16,859百万円 22.0
純資産 173百万円 10,569百万円 12,063百万円 14.1
総資産 8,940百万円 9,840百万円 11,379百万円 13,045百万円 15,319百万円 17.4

株価の割安性:割安

この企業のPERは9.80倍、PBRは1.34倍であり、いずれも市場平均を下回っているため、割安と判断されます。割安の要因としては、売上高が前期比22%増加し、純利益も9.8%増加していることが挙げられます。また、ROEが14.5%と高水準であることから、収益性も高いと評価できます。これらの要素が投資家からの評価を高め、株価が割安に見える要因となっています。

収益性:高い

当期のROEは14.5%、ROAは10.8%、売上高利益率は9.8%です。これらの数値を基に収益性を評価すると、収益性は高いと判断できます。ROEは10%を超え、ROAも5%を上回っており、売上高利益率も9.8%と健全な水準です。

収益性が高い要因として、以下の点が挙げられます。まず、売上高が前期比22%増加しており、特にグリーン事業のレンタルグリーンの売上が計画通りに推移し、増収増益となったことが大きな要因です。また、M&Aによる事業基盤の拡大が収益性向上に寄与しています。さらに、営業活動によるキャッシュ・フローが増加しており、経営の効率化が進んでいることも収益性の高さを支えています。

業績のトレンド:好調

この企業の業績トレンドは好調と判断できます。売上高は前期比22.0%増加し、16,859百万円に達しています。純利益も9.8%増加し、1,654百万円となっています。経常利益も15.0%増加し、2,510百万円に達しており、全体的に成長を遂げています。

要因としては、主力のグリーン事業が計画通りに推移し、レンタルグリーンの売上が増加したことが挙げられます。また、連結子会社の増加による小売事業の売上高の増加も寄与しています。さらに、営業活動によるキャッシュ・フローも増加しており、企業の財務体質が強化されています。

株式会社ユニバーサル園芸社の概要や事業内容など

企業名 株式会社ユニバーサル園芸社
URL https://uni-green.co.jp/
業種 サービス業
決算日 6月30日

企業概要

当社グループは、当社並びに連結子会社20社の合計21社で構成されており、園芸関連商品のレンタルや販売及び植栽管理、メンテナンス等のサービス提供を主とした、グリーン事業を主な事業として取り組んでおります。グリーン事業は関西エリア、関東エリア、海外エリアに区分され、各エリアでレンタルグリーンを主体とする事業を展開しています。さらに、卸売事業や小売事業も行っており、観葉植物、造花、エクステリア用石材等の卸売や、草花、観葉植物、園芸資材等の販売を行っています。主要な連結子会社には、上海寰球園芸産品租賃有限公司、Rolling Greens, Inc.、MIRAGE GREEN(SINGAPORE) Pte. Ltd.、㈱小林ナーセリー、金子園芸㈱、㈱日生ウッドワークス、泰成緑栄㈱などがあります。

事業内容

当社グループの事業は、グリーン事業卸売事業小売事業の3つのセグメントに分かれています。グリーン事業では、得意先のニーズに応じて無機質な空間にグリーン(主に熱帯性観葉植物)やアートフラワーなどをレンタルで提供し、装飾的効果や機能的効果、精神的効用を提供しています。主な顧客はオフィス、商業施設、飲食店、ホテル等です。卸売事業では、観葉植物、造花、エクステリア用石材等を国内外から仕入れ、ショッピングセンターやホームセンター、工務店等に卸売を行っています。小売事業では、当社本社敷地内や外部ショッピングセンター内に店舗を設置し、草花、観葉植物、園芸資材などを個人顧客に販売しています。また、インターネットによる通信販売も行っています。各事業は、連結子会社と協力して展開されており、グリーン事業は上海寰球園芸産品租賃有限公司やRolling Greens, Inc.、卸売事業はビバ工芸㈱や㈱高島屋植物園、小売事業は㈱花守花の座や園芸ネット㈱などが担当しています。