相対年度 | 4期前 | 3期前 | 2期前 | 前期 | 当期 | 前期比(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
項目名 | ||||||
PBR | ー | ー | ー | 0.29 | ー | ー |
PER(株価収益率) | 30.29 | 607.59 | ー | 40.20 | ー | ー |
ROA(総資産利益率) | 0.30 | 0.0 | -0.0 | 0.40 | -1.10 | -375.0 |
ROE(自己資本利益率) | 0.69 | 0.0 | -0.0 | 0.69 | -2.0 | -385.7 |
売上高利益率 | 0.40 | 0.0 | -0.0 | 0.5 | -1.5 | -400.0 |
純利益 | 22百万円 | 1百万円 | -2百万円 | 24百万円 | -66百万円 | -373.5 |
売上高 | 5,495百万円 | 5,013百万円 | 5,420百万円 | 5,043百万円 | 4,521百万円 | -10.3 |
純資産 | ー | ー | 413百万円 | 3,313百万円 | 3,235百万円 | -2.4 |
総資産 | 6,693百万円 | 6,424百万円 | 6,920百万円 | 6,423百万円 | 6,119百万円 | -4.7 |
株価の割安性:割高
この企業のPERは前期40.20倍と市場平均の15倍を大きく上回っており、割高と判断されます。PBRは前期0.29倍と市場平均の1倍を大きく下回っており、割安と判断されます。割高の要因としては、売上高の減少や純利益の大幅な減少が挙げられます。特に、原油価格の高騰や円安によるコスト増加、棚卸資産の評価損の計上が影響しています。これらの要素が収益性を圧迫し、PERが高くなっている一方で、PBRが低いのは資産価値に対する市場の評価が低いことを示しています。
収益性:低い
当期のROEは-2.0%、ROAは-1.10%、売上高利益率は-1.5%です。これらの数値を基に収益性を評価すると、ROEとROAはそれぞれ10%と5%を目安にすると収益性は低いと判断できます。売上高利益率も-1.5%と非常に低いです。
収益性が低い要因として、以下の点が考えられます。まず、売上高が前期比10.3%減少しており、特に持家の着工件数の減少が大きな影響を与えています。また、原油価格の高騰や円安による製造コストの上昇が利益を圧迫しています。さらに、棚卸資産の見直しによる評価損の追加計上も収益性の低下に寄与しています。
これらの要因を踏まえ、収益性の向上には、コスト管理の強化や新規顧客の開拓、高付加価値商品の提供が必要です。また、製造効率の向上や販売価格の適正化も重要な課題です。
業績のトレンド:不調
この企業の業績トレンドは「不調」と判断されます。売上高は前期比10.3%減少し、4,521百万円となっています。純利益は前期の24百万円から当期は-66百万円と大幅な赤字に転落しました。ROAやROEもそれぞれ-1.10%と-2.0%に低下しており、自己資本利益率の大幅な低下が見られます。
要因としては、住宅市場の低迷や原油価格の高騰、円安による仕入コストの増加が挙げられます。特に、持家着工戸数の減少が売上高に大きく影響しており、製造コストの上昇も利益を圧迫しています。また、棚卸資産の見直しによる評価損の追加計上も純利益の大幅な減少に寄与しています。
新東株式会社の概要や事業内容など
企業名 | 新東株式会社 |
---|---|
URL | https://www.shintokawara.co.jp/ |
業種 | ガラス・土石製品 |
決算日 | 6月30日 |
企業概要
当社は、粘土瓦の製造販売および屋根工事の施工を主な事業とする企業です。瓦製造販売事業の単一セグメントで運営されており、従業員数は82名(うち臨時雇用者35名)で、平均年齢は46歳、平均勤続年数は16年4ヵ月、平均年間給与は4,619,128円です。労働組合は新東労働組合で、セラミックス産業労働組合連合会に加盟しています。管理職に占める女性労働者の割合は0.0%、男性労働者の育児休業取得率も0.0%です。労働者の男女の賃金の差異は全労働者で54.8%、正規雇用労働者で54.1%、パート・有期労働者で62.9%です。
事業内容
当社の主な事業は粘土瓦の製造販売および屋根工事の施工です。経営方針としては「オンリーワン」を基本理念とし、快適な住環境の創造と地球環境に優しい製品の開発を通じて顧客満足度の向上を目指しています。経営戦略としては、高品質・高付加価値製品の提供と安定成長の確保に重点を置いています。経営環境の変化に対応するため、製造現場の安全性向上と品質向上を両立させつつ効率化を図り、物流の合理化にも取り組んでいます。また、騒音防止効果のある屋根瓦や雨だれ防止効果のある瓦の開発を行い、顧客満足度の向上に努めています。サステナビリティに関しては、具体的な対処法をリスク管理と収益化の観点から継続的に検討しています。研究開発活動では、品質の安定化、新製品の開発、生産効率の向上、省エネルギー化、職場環境の改善に取り組んでおり、瓦の廃材を再利用した製品やインテリア商品なども展開しています。