2023-06-30有価証券報告書 株式会社スターフライヤー

企業名 株式会社スターフライヤー
URL https://www.starflyer.jp/
業種 空運業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 1250.0
所在地 北九州市小倉南区空港北町6番北九州空港スターフライヤー本社ビル






有価証券報告書の解説


企業概要

当社は、「感動のあるエアライン」を目指して設立された新規航空会社です。2023年3月31日現在、当社グループは、当社および非連結子会社1社(株式会社スターフライヤービジネスサービス)により構成され、航空運送事業並びに附帯事業を営んでいます。

各事業の内容と状況

航空運送事業

航空機による旅客・貨物運送事業を行っています。国内線を中心に運航しており、国際線は全便運休中です。

事業 概要
定期旅客運送事業 国内定期便: 北九州-羽田線(1日11往復)、関西-羽田線(1日4往復)など。国際定期便も運航していましたが、現在は運休中です。
不定期旅客運送事業 北九州空港を中心に国内外への チャーター便。
貨物運送事業 定期便の一部を利用した貨物運送。

附帯事業

航空運送事業に付随する業務です。

業務 概要
空港ハンドリング業務の受託 航空機運航に必要なハンドリング業務全般を国内外航空会社より受託。
広告宣伝業務 航空機や機内モニター、機内誌を活用した広告枠の販売。
商品販売業務 株式会社ジャパネットホールディングスと提携し、機内販売を実施。
施設貸出業務 フルフライトシミュレーターの操縦体験プラン販売や訓練施設の貸出。

従業員について

職種 従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(百万円)
一般従業員 406 40.1 8.6 4
運航乗務員 112 41.4 7.8 13
客室乗務員 192 32.2 6.2 3
合計または平均 710 38.2 7.9 5

関連企業

主要関連企業は株式会社スターフライヤービジネスサービスです。当社の予約受付等のコールセンター業務を行っています。

業績

項目 前事業年度 当事業年度 増減率
運航回数(回) 17,216 21,001 +22.0%
飛行距離(千km) 15,040 18,647 +24.0%
飛行時間(時間) 27,199 33,551 +23.4%
有償旅客数(千人) 677 1,167 +72.4%
有償旅客キロ(百万人・km) 645 1,110 +72.0%
提供座席キロ(百万席・km) 1,227 1,628 +32.7%
座席利用率(%) 52.6 68.2 +15.6pt
営業収入(百万円) 21,131 32,275 +52.7%
営業損失(百万円) 6,465 1,317 -79.6%
経常損失(百万円) 6,054 704 -88.4%
当期純利益(百万円) 4,986 73 -101.5%

各指標の増減について

当事業年度は、需要回復に伴い各種指標が前年同期比で大きく改善しました。飛行時間、飛行距離、運航回数、有償旅客数など主要な業績指標は揃って増加し、特に有償旅客数は前年比で+72.4%の大幅増です。一方で、営業損失と経常損失は大幅に縮小しました。

リスクについて

当社のリスクは主に以下の点にあります:

  • 原油価格と為替相場の変動: 航空機燃料のコストと外国通貨取引に依存しています。
  • 限定された機材数: 航空機に重大な問題が発生すると運航が困難になる可能性があります。
  • 競争環境: LCCや他の交通機関との競争が激化しています。
  • 国際情勢の変化: テロや伝染病などが航空需要に大きな影響を与える可能性があります。

まとめ

当社の2023年3月期の業績は、新型コロナウイルス感染症の影響から徐々に回復しつつあります。運航回数、有償旅客数、座席利用率など主要な指標は全て前年同期比で大幅に改善しており、事業の基盤も着実に強化されています。しかしながら、燃油価格や為替相場、競争環境など不確実要素も多く、これらに対するリスクマネジメントが重要となります。全体として、業績回復の途上にあると言えます。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。