| 企業名 | 株式会社グリムス |
|---|---|
| URL | https://www.gremz.co.jp/ |
| 業種 | 卸売業 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 640.0 |
| 所在地 | 品川区東品川二丁目２番４号 |
企業概要
当社グループ（当社及び当社の関係会社）は、事業者と一般消費者を対象に、低圧から高圧まであらゆる電力需要家向けにエネルギーに関するコンサルティングや、各種商品・サービスの提供および電力の小売等を行っています。また、再生可能エネルギーの開発も手掛けています。
各事業の内容と状況
当グループの主要な事業は以下の3つです:
- エネルギーコストソリューション事業
- 法人向けにエネルギーコスト削減の提案を行うことが中心。事業用太陽光発電システムの販売や、運用・設備・調達改善の提案などが含まれます。
- 現状：電力コストの高騰を背景に、売上高は増加傾向にあります。
- スマートハウスプロジェクト事業
- 住宅用太陽光発電システムや蓄電池等のエネルギー関連商品の販売及び再生可能エネルギーの開発。
- 現状：受注は順調に推移しています。
- 小売電気事業
- 電力の小売を行う事業。発電事業者から電力を調達し、事業者や一般消費者に供給します。
- 現状：調達コストの上昇リスクに対し、独自燃調の導入などでリスクヘッジを行っており、利益は大幅に増加しています。
従業員について
| 従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与（千円） |
|---|---|---|---|
| 56名 | 39.1歳 | 7.1年 | 4217千円 |
当社グループは、労使関係が円満に推移しています。新卒および中途採用の労働者の24.8%が女性です。
関連企業
| 名称 | 住所 | 資本金 (千円) | 主要な事業の内容 | 議決権の所有割合(％) | 関係内容 |
|---|---|---|---|---|---|
| ㈱ＧＲコンサルティング | 東京都品川区 | 20000 | エネルギーコストソリューション事業 | 100 | 経営指導 管理業務等受託 役員の兼任 設備の賃貸 |
| ㈱グリムスパワー | 東京都品川区 | 30000 | エネルギーコストソリューション事業 小売電気事業 | 100 | 経営指導 管理業務等受託 役員の兼任 設備の賃貸 |
| ㈱グリムスエナジー | 東京都品川区 | 10000 | エネルギーコストソリューション事業 | 100 | 経営指導 管理業務等受託 設備の賃貸 |
| ㈱グリムスソーラー | 東京都品川区 | 10000 | スマートハウスプロジェクト事業 | 100 | 経営指導 管理業務等受託 役員の兼任 設備の賃貸 |
業績
| 項目 | 2019年3月 | 2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 (千円) | 12,137,963 | 15,489,683 | 19,311,987 | 23,252,073 | 31,392,100 | 35.0% |
| 経常利益 (千円) | 1,448,524 | 2,168,282 | 1,745,736 | 2,514,780 | 3,687,600 | 46.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) | 1,001,961 | 1,483,572 | 1,120,664 | 2,158,911 | 2,465,253 | 14.2% |
| 包括利益 (千円) | 1,001,961 | 1,482,240 | 1,120,142 | 2,152,201 | 2,390,797 | 11.1% |
| 1株当たり当期純利益 (円) | 86.79 | 65.75 | 49.45 | 94.81 | 108.19 | 14.1% |
各指標の増減について
当連結会計年度における業績は、新型コロナウイルスの行動制限の緩和により経済活動が持ち直し、売上高は過去最高の31,392百万円（前期比35.0％増）となりました。特に、小売電気事業の成長が顕著で、電力コスト削減のコンサルティングや省エネ設備販売が好調です。
リスクについて
以下のリスクが認識されています:
- 電力業界の動向や電力調達価格の変動。
- インバランス料金の発生リスク。
- 競争激化や法改正による事業環境の変化。
- 顧客の信用リスクや仕入先の供給リスク。
- 新型コロナウイルスや気候変動の影響。
まとめ
当社グループは、低圧から高圧まで多様な電力需要家にエネルギー関連商品・サービスを提供しています。過去5年間の業績から見ても顕著な成長が見られます。特に小売電気事業の成長が顕著で、利益の増加に寄与しています。しかし、市場の変動や競争、法規制等のリスクもあるため、それに対する対策が必要です。全体的に好調を維持していますが、慎重なリスク管理が求められます。
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