| 相対年度 | 前期 | 当期 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|
| 項目名 | |||
| PBR | ー | 2.74 | ー |
| PER(株価収益率) | ー | 19.61 | ー |
| ROA(総資産利益率) | ー | 8.69 | ー |
| ROE(自己資本利益率) | ー | 9.39 | ー |
| 売上高利益率 | ー | 192.19 | ー |
| 純利益 | ー | 9,677百万円 | ー |
| 売上高 | ー | 5,035百万円 | ー |
| 純資産 | ー | 69,053百万円 | ー |
| 総資産 | ー | 110,795百万円 | ー |
株価の割安性:割高
この企業は、PERが19.61倍、PBRが2.74倍と市場平均を上回っており、割高と判断されます。割高の要因としては、ROAが8.69%、ROEが9.39%と比較的高い収益性を示していること、売上高利益率が192.19%と非常に高いことが挙げられます。また、企業の成長戦略として「NKGグローバル戦略2030」を掲げ、持株会社体制への移行や事業の再編成を行っていることが投資家からの評価を高めている可能性があります。これらの要素が株価の上昇を支えていると考えられます。
収益性:高い
当期のROEは9.39%、ROAは8.69%、売上高利益率は192.19%です。これらの数値を基に収益性を評価すると、収益性は高いと判断できます。ROEは10%の目安をわずかに下回っていますが、ROAは5%を大きく上回り、売上高利益率も非常に高い水準です。
収益性が高い要因として、以下の点が挙げられます。まず、売上収益が前期比12.3%増加し、特にエネルギー事業が順調に進捗したことが大きな要因です。エネルギー事業では大型蓄電池事業や電力設備関連事業が大きく伸びました。また、コンサルティング事業も国内外でのシェア向上や新規事業の拡大により増益となっています。さらに、資本参加先の株式上場に伴う評価益の計上も収益性向上に寄与しています。
業績のトレンド:好調
この企業の業績トレンドは「好調」と判断されます。売上高は5,035百万円、純利益は9,677百万円と、各指標が高い水準を示しています。特に、売上高利益率が192.19%と非常に高く、ROA（総資産利益率）8.69%、ROE（自己資本利益率）9.39%も良好な数値です。
要因としては、コンサルティング事業、都市空間事業、エネルギー事業の各セグメントが好調に推移していることが挙げられます。特に、エネルギー事業では大型蓄電池事業や電力設備関連事業が大きく伸び、都市空間事業でもBDP社の好調が寄与しています。また、資本参加先の株式上場に伴う評価益の計上も利益増加に貢献しています。
ID＆Eホールディングス株式会社の概要や事業内容など
| 企業名 | ＩＤ＆Ｅホールディングス株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.id-and-e-hd.co.jp/ |
| 業種 | サービス業 |
| 決算日 | 6月30日 |
企業概要
当社は、2023年7月3日に設立された持株会社であり、グループ会社の経営管理およびそれに付帯または関連する業務を行っています。 当社グループは、当社を含む99社（当社、子会社88社、持分法適用関連会社8社および持分法適用共同支配企業2社）で構成されており、コンサルティング事業、都市空間事業、エネルギー事業を主な事業としています。2024年6月期の連結経営指標では、売上収益158,983百万円、税引前利益15,264百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益9,677百万円、資産合計206,386百万円、従業員数6,648名（平均臨時雇用人員2,095名）となっています。主要な子会社には、日本工営株式会社、日本シビックコンサルタント株式会社、株式会社ジオプラン・ナムテック、株式会社コーエイリサーチ＆コンサルティング、中南米工営株式会社などがあります。
事業内容
当社グループは、コンサルティング事業、都市空間事業、エネルギー事業を主な事業としています。 コンサルティング事業では、日本国内外における河川・水資源、上下水道、農業農村整備・開発、ダム・発電、交通・運輸（道路・鉄道・港湾・空港）、都市・地域開発、地質・防災・砂防、環境、情報システムなどに係わる調査、計画、評価、設計、工事監理、マネジメント等を行っています。都市空間事業では、都市空間形成における事業組成、計画・設計、運営を行い、エネルギー事業では、電力機器、制御装置などの製造・販売ならびに機電・通信施設などの計画・設計、工事、工事監理ならびに分散型エネルギーリソースを活用したエネルギーマネジメントを行っています。主要な会社には、日本工営株式会社、日本シビックコンサルタント株式会社、株式会社ジオプラン・ナムテック、株式会社コーエイリサーチ＆コンサルティング、中南米工営株式会社、NIPPON KOEI LAC, INC.、NIPPON KOEI LATIN AMERICA – CARIBBEAN, MEXICO S. DE R.L. DE C.V.、NIPPON KOEI INDIA PVT. LTD.、NIPPON KOEI BANGLADESH LTD.、NIPPON KOEI VIETNAM INTERNATIONAL CO., LTD.、PHILKOEI INTERNATIONAL, INC.、PT. INDOKOEI INTERNATIONAL、MYANMAR KOEI INTERNATIONAL LTD.などがあります。
