相対年度 | 4期前 | 3期前 | 2期前 | 前期 | 当期 | 前期比(%) |
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項目名 | ||||||
PBR | ー | ー | ー | 1.10 | 0.91 | -17.6 |
PER(株価収益率) | 38.20 | ー | 8.39 | 6.40 | 5.30 | -17.2 |
ROA(総資産利益率) | ー | ー | ー | 8.60 | 10.89 | 26.7 |
ROE(自己資本利益率) | 2.70 | ー | 13.89 | 18.60 | 18.20 | -2.2 |
売上高利益率 | ー | ー | ー | 4.0 | 5.0 | 25.0 |
純利益 | ー | ー | ー | 109百万円 | 127百万円 | 16.4 |
売上高 | 2,328百万円 | 1,968百万円 | 2,330百万円 | 2,749百万円 | 2,525百万円 | -8.1 |
純資産 | ー | ー | 139百万円 | 632百万円 | 740百万円 | 17.1 |
総資産 | 976百万円 | 1,050百万円 | 1,169百万円 | 1,273百万円 | 1,166百万円 | -8.4 |
株価の割安性:割安
この企業は、PERが5.30倍、PBRが0.91倍と市場平均を下回っており、割安と判断されます。割安の要因としては、売上高が前期比で8.1%減少していることや、広告・マーケティング事業の一部分野での減収が影響していると考えられます。また、介護福祉事業およびケアサービス事業からの撤退も影響している可能性があります。これらの要因が投資家の評価を抑え、株価の割安感を生んでいると推測されます。
収益性:高い
当期のROEは18.20%、ROAは10.89%、売上高利益率は5.0%です。これらの数値を基に収益性を評価すると、収益性は高いと判断できます。ROEは10%を大きく超え、ROAも5%を上回っており、売上高利益率も健全な水準です。
収益性が高い要因として、以下の点が挙げられます。まず、広告・マーケティング事業において、観光コンサル分野のふるさと納税事業が大幅に伸長し、収益に大きく貢献しています。また、デジタルマーケティング分野の強化や新規顧客の獲得に注力していることも収益性向上に寄与しています。さらに、介護福祉事業およびケアサービス事業からの撤退により、資本を中核事業に集中させたことが効率的な経営を実現しています。
業績のトレンド:横ばい
この企業の業績トレンドは「横ばい」と判断されます。売上高は前期比8.1%減少し、2,525百万円となっていますが、純利益は16.4%増加し、127百万円に達しています。ROAは26.7%増加し、10.89%となり、売上高利益率も25%増加しています。一方で、ROEはわずかに2.2%減少し、18.20%となっています。
要因としては、広告・マーケティング事業における観光コンサル分野のふるさと納税事業の拡大が寄与している一方で、マスメディア4媒体やインターネット広告分野の減収が影響しています。また、介護福祉事業とケアサービス事業からの撤退が収益回復の遅延を招きましたが、広告・マーケティング事業への資本集中が功を奏し、全体としては安定した業績を維持しています。
株式会社インサイトの概要や事業内容など
企業名 | 株式会社インサイト |
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URL | https://www.insite.vc/ |
業種 | nan |
決算日 | 6月末日 |
企業概要
株式会社インサイトは、広告・マーケティング事業を中心に、債権投資事業、介護福祉事業、ケアサービス事業を展開する企業グループです。連結子会社5社を含むグループ構成で、各事業において専門的なサービスを提供しています。広告・マーケティング事業では、新聞折込チラシやマスメディア広告、デジタルマーケティングなど多岐にわたる広告手法を駆使し、クライアントの集客や売上向上を支援しています。債権投資事業では、不良債権の回収を通じて投資収益を得ることを目的とし、特定金銭債権の査定評価と回収管理を行っています。介護福祉事業とケアサービス事業は、札幌市内で高齢者向けのグループホームや訪問介護ステーション、鍼灸接骨院を運営していましたが、2024年4月30日にこれらの事業から撤退しました。従業員数は75名で、広告・マーケティング事業が主力となっています。
事業内容
株式会社インサイトの事業内容は以下の通りです:
広告・マーケティング事業:
この事業は、クライアントの集客や売上目標を達成するための総合的な広告戦略を提供します。新聞折込チラシ、マスメディア広告、販促物、観光コンサルティング、デジタルマーケティングなど、多岐にわたる広告手法を駆使し、クライアントのイメージと業績向上を支援します。特に、地域密着型の広告サービスを強みとし、官公庁や自治体向けの地方創生事業や観光コンサルティングも行っています。
債権投資事業:
この事業は、不良債権化した実質破綻・破綻先債権をセカンダリー市場で購入し、回収を通じて投資収益を得るものです。特定金銭債権の査定評価と回収管理を行い、リスクと投資効率を勘案して投資を行います。債権の回収管理業務はサービサーに委託しており、貸金業法に基づく法人向け貸付けも行っています。
介護福祉事業:
この事業は、高齢者向けのグループホーム、訪問介護ステーション、サービス付き高齢者向け住宅を運営し、高品質な介護サービスを提供していました。しかし、収益回復の遅延が続いたため、2024年4月30日に事業から撤退しました。
ケアサービス事業:
この事業は、札幌市内で鍼灸接骨院を運営し、リピート来院者の確保や新規来院者の増加を目指していましたが、収益回復の遅延が続いたため、2024年4月30日に事業から撤退しました。
これらの事業を通じて、株式会社インサイトはクライアントのニーズに応じた多様なサービスを提供し、地域社会や取引先と共に成長を目指しています。