| 企業名 | ダイト株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.daitonet.co.jp/ |
| 業種 | 医薬品 |
| 決算日 | 5月31日 |
| 資本金（百万円） | 7186.0 |
| 所在地 | 富山市八日町３２６番地 |
企業概要
この企業は、医薬品の製造販売を主な事業としています。経営方針としては、高品質な医薬品の安定供給を目指し、法令遵守と地球環境への配慮を重視しています。経営環境としては、ジェネリック医薬品の普及が進む一方で、薬価改定や社会保障費抑制策の影響を受ける厳しい状況にあります。課題としては、品質管理の強化や安定供給体制の構築が求められています。
各事業の内容と状況
企業は主に以下の事業を展開しています:
- 原薬の製造販売
- 製剤の製造販売
- 健康食品の販売
原薬事業では、ジェネリック医薬品向けの原薬が順調に推移しています。製剤事業では、一般用医薬品の販売が堅調ですが、ジェネリック医薬品の販売が減少しています。健康食品事業は競争が激化しており、厳しい状況です。
従業員について
| 従業員数（人） | 平均年齢（歳） | 平均勤続年数（年） | 平均年間給与（千円） |
|---|---|---|---|
| 849 | 38.3 | 10.3 | 4957 |
従業員数は849人で、平均年齢は38.3歳、平均勤続年数は10.3年、平均年間給与は4957千円です。
関連企業
主要な関連企業は以下の通りです:
- 大和薬品工業株式会社（富山県）
- Daito Pharmaceuticals America, Inc.（アメリカ）
- 大桐製薬（中国）有限責任公司（中国）
業績
| 指標 | 当期 | 前期比(%) |
|---|---|---|
| 売上高（百万円） | 46,895 | 4.0 |
| 経常利益（百万円） | 3,923 | -24.1 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益（百万円） | 3,295 | -8.5 |
| 包括利益（百万円） | 3,373 | -16.5 |
各指標の増減について
売上高は4.0%増加しましたが、経常利益は24.1%減少しました。これは主に円安による原材料費の増加や研究開発費の増加が原因です。親会社株主に帰属する当期純利益も8.5%減少しました。
今後の見通し
| 指標 | 今後の見通し | 当期比(%) |
|---|---|---|
| 売上高（百万円） | 49,000 | 4.5 |
| 経常利益（百万円） | 3,500 | -10.8 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益（百万円） | 3,000 | -9.0 |
見通しの増減について
売上高は4.5%増加する見通しですが、経常利益は10.8%減少する見込みです。これは主に研究開発費の増加や新規事業への投資が影響しています。親会社株主に帰属する当期純利益も9.0%減少する見込みです。
主要なリスク
投資家が知っておくべき主要なリスクは以下の通りです:
- 薬価改定による収益の減少リスク
- 品質管理の不備による製品回収リスク
- 原材料価格の変動リスク
- 法規制の変更リスク
まとめ
この企業は、ジェネリック医薬品の普及が進む中で、安定供給と品質管理の強化を目指しています。業績は売上高が増加している一方で、経常利益や純利益は減少しています。今後の見通しとしては、売上高の増加が期待されるものの、利益面では厳しい状況が続く見込みです。主要なリスクとしては、薬価改定や品質管理の不備、原材料価格の変動などが挙げられます。総じて、現状はやや厳しいものの、今後の成長に期待が持てる企業と言えるでしょう。
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