2024-08-28有価証券報告書 カネコ種苗株式会社

企業名 カネコ種苗株式会社
URL https://www.kanekoseeds.jp/
業種 水産・農林業
決算日 5月31日
資本金(百万円) 1491.0
所在地 前橋市古市町一丁目50番地12







有価証券報告書の解説

企業概要

当社グループは、農業関連の総合企業として、種苗の生産・販売、造園・法面工事の請負施工、花き園芸用品、農薬・被覆肥料等の販売、農業資材の販売及び養液栽培プラント・温室の設計・施工を行っています。経営方針として「ハイテクと国際化」を掲げ、新商品・新技術の研究開発と全国展開、海外展開に取り組んでいます。

各事業の内容と状況

当社グループは以下の4つの事業を展開しています。

  • 種苗事業: 野菜種子や牧草種子、ウイルスフリー苗及び種イモの生産・販売、造園・法面工事の請負施工。
  • 花き事業: 花き園芸用品や家庭菜園向けの野菜種苗の販売、営利栽培農家向けの自社開発品種の販売。
  • 農材事業: 農薬の販売を中心に被覆肥料等の販売。
  • 施設材事業: 農業資材の販売、養液栽培プラント及び温室の設計・施工。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
種苗事業 254 41.3 12.7 6,090,161
花き事業 74
農材事業 130
施設材事業 104
全社(共通) 83

関連企業

主要な関連企業として、フィリピーナス・カネコ・シーズ・コーポレーション(フィリピン)があり、種苗事業を行っています。

業績

指標 当期 前期比(%)
売上高(千円) 61,598,847 -0.9%
経常利益(千円) 15,704,474 -17.9%
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 11,776,699 -17.4%
包括利益(千円) 15,016,628 +6.7%

各指標の増減について

売上高は前年同期比で0.9%減少しました。これは主に施設材事業及び花き事業の販売が減少したことによります。経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益もそれぞれ17.9%17.4%減少しましたが、包括利益は6.7%増加しました。

今後の見通し

指標 今後の見通し 当期比(%)
売上高(千円) 63,000,000 +2.3%
経常利益(千円) 16,500,000 +5.1%
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 12,500,000 +6.1%

見通しの増減について

今後の見通しとして、売上高は2.3%増加、経常利益は5.1%増加、親会社株主に帰属する当期純利益は6.1%増加する見込みです。これは、種苗事業や農材事業の成長が期待されるためです。

主要なリスク

投資家が知っておくべき主要なリスクとして、以下の点が挙げられます。

  • 品質リスク: 種子等の品質管理には万全を期していますが、天候その他予期せざる要因により品質劣化や病害発生のリスクがあります。
  • 作柄リスク: 生産量や品質が天候等の自然条件に大きく左右されるため、不作による販売への影響があります。
  • 育種開発リスク: 種子等の開発には長期間を要し、期待する成果が得られない場合があります。
  • 人材リスク: 高度な能力を持つ人材の確保・育成が十分にできない場合、事業展開や業績に影響を及ぼす可能性があります。
  • 法的規制リスク: 種苗法や農薬取締法などの法的規制の変更により、事業活動が制限される可能性があります。

まとめ

当社グループは、農業関連の総合企業として、種苗の生産・販売、造園・法面工事の請負施工、花き園芸用品、農薬・被覆肥料等の販売、農業資材の販売及び養液栽培プラント・温室の設計・施工を行っています。現状の業績はやや減少傾向にありますが、今後の見通しは成長が期待されます。主要なリスクを理解しつつ、今後の成長に期待して投資を検討する価値がある企業です。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。