2024-06-28有価証券報告書 DeltaーFly Pharma株式会社

企業名 DeltaーFly Pharma株式会社
URL https://www.delta-flypharma.co.jp/
業種 医薬品
決算日 3月31日
資本金(百万円) 2985.0
所在地 徳島市川内町宮島錦野37番地の5







有価証券報告書の解説

企業概要

当社の企業理念は、“「がん」だけを見ることなく、「がん患者」の全体を診ることにより、安心して家族のがん患者に勧められる治療法を提供すること”です。創薬方法として「モジュール創薬」を採用し、既存の抗がん活性物質を利用して新規抗がん剤を開発しています。

各事業の内容と状況

当社は主に抗がん剤の研究開発を行っています。以下は主要な開発品の概要です。

開発品 (投与方法) 作用機序 対象疾患 開発段階 (開発地域) 提携会社
DFP-10917 (持続静注) がん細胞周期調節作用 (細胞周期G2/M期停止) 再発・難治性 急性骨髄性白血病 第3相試験中 (米国)
DFP-14323 (経口) がん免疫機能調整作用 (抗腫瘍免疫能活性化) 肺がん等 第3相試験中 (日本) 日本ケミファ㈱
DFP-11207 (経口) がん細胞代謝調節作用 (チミジル酸シンターゼ阻害) 固形がん (膵がん等) 第2相試験準備中 (米国)

従業員について

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
13 51.0 7.1 6,274,000

当社の従業員数は13人で、平均年齢は51歳、平均勤続年数は7.1年、平均年間給与は約627万円です。

関連企業

該当事項はありません。

業績

項目 当期 前期比(%)
事業収益 0百万円
事業費用 1,403百万円 6.7%
営業損失 1,403百万円 6.7%
経常損失 1,426百万円 7.6%
当期純損失 1,429百万円 7.6%

各指標の増減について

事業費用が増加した主な要因は、開発パイプラインの臨床試験における医療機関並びに症例数の増加、次試験に向けた治験薬の製造などです。

今後の見通し

項目 今期見通し 当期比(%)
事業収益 未定
事業費用 1,500百万円 6.9%
営業損失 1,500百万円 6.9%
経常損失 1,520百万円 6.6%
当期純損失 1,520百万円 6.4%

見通しの増減について

今後の見通しとしては、開発パイプラインの進捗に伴い、事業費用が増加する見込みです。特に、臨床試験の進展により、医療機関や症例数の増加が予想されます。

まとめ

当社は、抗がん剤の研究開発に特化した企業であり、現在複数の開発パイプラインを進めています。現状では事業収益がなく、開発費用が先行しているため、営業損失が続いています。しかし、今後の臨床試験の進展やライセンス契約の締結により、収益の安定化が期待されます。現状は不調ですが、将来的な見通しは明るいと考えられます。


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