2024-06-28有価証券報告書 株式会社FRONTEO

企業名 株式会社FRONTEO
URL https://www.fronteo.com/
業種 サービス業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 1761.0
所在地 港区港南二丁目12番23号







有価証券報告書の解説

企業概要

当社グループは株式会社FRONTEO及び連結子会社5社で構成され、AIソリューション事業とリーガルテックAI事業の2つの事業を展開しています。特に、自社開発の特化型AI「KIBIT」を活用し、創薬研究や医療機器の開発、ビジネスインテリジェンス、経済安全保障など多岐にわたる分野でサービスを提供しています。

各事業の内容と状況

AIソリューション事業は、ライフサイエンスAI、ビジネスインテリジェンス、経済安全保障の3つの分野に分かれています。

  • ライフサイエンスAI: 創薬研究の効率化や医療機器の開発を行っています。特に、認知症やうつ病の診断支援AIプログラムの開発が進行中です。
  • ビジネスインテリジェンス: 企業のDX推進や不正リスクの未然防止を支援するソリューションを提供しています。
  • 経済安全保障: サプライチェーン解析や株主支配ネットワーク解析を通じて、企業の経済安全保障を支援しています。

リーガルテックAI事業は、eディスカバリサービスとフォレンジックサービスを提供しており、特に米国民事訴訟における証拠開示支援に強みを持っています。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(人) 平均臨時雇用者数(人)
AIソリューション事業 117 7
リーガルテックAI事業 108 6
合計 225 13

提出会社の従業員数は171人で、平均年齢は42.7歳、平均勤続年数は3.2年、平均年間給与は8,792,164円です。

関連企業

主要な関連企業として、FRONTEO USA, Inc.(米国)、FRONTEO Korea, Inc.(韓国)、FRONTEO Taiwan, Inc.(台湾)があります。これらの企業は主にeディスカバリ関連事業を展開しています。

業績

指標 2023年3月期 2024年3月期 前期比(%)
売上高 (千円) 7,215,270 7,375,273 2.2
経常損失 (千円) △1,292,518 △168,112 86.9
当期純損失 (千円) △1,701,317 △2,843,119 △67.2
包括利益 (千円) △1,190,843 △2,258,343 △89.6
純資産額 (千円) 5,050,051 2,839,559 △43.8
総資産額 (千円) 9,126,041 7,522,865 △17.6

各指標の増減について

売上高は前年同期比2.2%増加しましたが、当期純損失は大幅に増加しました。これは主に米国子会社の事業計画見直しによる減損損失の計上が影響しています。また、純資産額も大幅に減少しました。

今後の見通し

指標 2024年3月期 2025年3月期予測 当期比(%)
売上高 (千円) 7,375,273 8,000,000 8.5
経常利益 (千円) △168,112 500,000 397.4
当期純利益 (千円) △2,843,119 △1,000,000 64.8

見通しの増減について

売上高は8.5%の増加を見込んでおり、経常利益も大幅に改善する見通しです。これは、AIソリューション事業の成長とリーガルテックAI事業のコスト構造改善が寄与するためです。

まとめ

当社の業績は、AIソリューション事業の成長により売上高が増加しましたが、米国子会社の減損損失により当期純損失が大幅に増加しました。今後は、AIソリューション事業のさらなる成長とリーガルテックAI事業の収益性改善により、業績の回復が期待されます。全体として、現状は厳しいものの、将来的な成長の見込みは明るいと言えます。


AI判定による類似企業・競合TOP10

No.1 エッジテクノロジー株式会社
No.2 ニューラルグループ株式会社
No.3 株式会社Ridge-i
No.4 株式会社Laboro.AI
No.5 ブレインズテクノロジー株式会社
No.6 株式会社ユーザーローカル
No.7 株式会社アイデミー
No.8 ピー・シー・エー株式会社
No.9 AI inside株式会社
No.10 株式会社JDSC

※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。