2024-06-28有価証券報告書 株式会社駅探

企業名 株式会社駅探
URL https://ekitan.co.jp/
業種 情報・通信業
決算日 3月末日
資本金(百万円) 291.0
所在地 千代田区麹町五丁目4番地






有価証券報告書の解説

企業概要

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、「From the Stations~駅から始めよう~」を事業コンセプトに、公共交通機関をメインとした乗換案内や時刻情報、運行情報等をリアルタイムに提供する情報コンテンツサービスを核に、地域の生活者のニーズとサービスを結びつける「地域マーケティングプラットフォーム(RMP)」構想の実現を目指しています。

各事業の内容と状況

当社グループは以下の3つの事業セグメントで構成されています。

  • モビリティサポート事業: 乗換案内サービス「駅探ドットコム」の有料課金サービスや広告枠の販売、他社ポータルサイトへのコンテンツ提供、地方自治体向けMaaS関連サービスの提供など。
  • 広告配信プラットフォーム事業: 自社メディアによるアフィリエイト広告、インフィード型アドネットワーク「Cirqua」の提供、インターネット広告代理販売など。
  • M&A・インキュベーション事業: 投資及び投資先子会社によるシステム関連業務(開発保守、SES)、労働者派遣など。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(名) 平均臨時雇用者数(名)
モビリティサポート事業 42 10
広告配信プラットフォーム事業 32 0
M&A・インキュベーション事業 91 10
全社(共通) 38 11
合計 203 31

提出会社の従業員数は78名で、平均年齢は41.8歳、平均勤続年数は6.82年、平均年間給与は6,238,373円です。

関連企業

名称 住所 資本金(百万円) 主要な事業の内容 議決権の所有割合(%) 関係内容
㈱ラテラ・インターナショナル 東京都 千代田区 80 旅行ガイドブック制作、プロモーション事業 100.0 債務保証 役員の兼任あり
㈱サークア 東京都 千代田区 30 スマートフォン広告システムの開発及び提供 100.0 役員の兼任あり
プラウドエンジン㈱ 東京都 千代田区 40 インターネット広告代理事業、Web広告運用の内製化支援 100.0 役員の兼任あり
㈱駅探I&I 東京都 千代田区 10 グループ子会社等の統括・経営管理 100.0 役員の兼任あり
グロースアンドコミュニケーションズ㈱ 東京都 台東区 20 システムの受託開発・運用、システムエンジニアリングサービス 100.0 役員の兼任あり
㈱サイバネット 東京都 目黒区 27 システムの受託開発・運用、労働派遣、SES事業 100.0 役員の兼任あり
㈱アイティジェイ 東京都 台東区 9 システムの受託開発・運用、ソフトウエアパッケージの企画、開発、販売 100.0 役員の兼任あり
㈱Bold Investment 東京都 千代田区 30 投資事業、子会社の経営管理及び資金管理 35.1 資本業務提携契約の締結

業績

指標 2023年3月期 2024年3月期 前期比(%)
売上高(千円) 3,206,085 4,038,300 26.0
経常利益(千円) 104,496 27,457 -73.7
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 89,827 -736,292 -919.6
包括利益(千円) 89,827 -732,210 -914.8
純資産額(千円) 2,487,974 1,700,038 -31.7
総資産額(千円) 3,152,947 2,735,168 -13.2
1株当たり純資産額(円) 513.25 351.08 -31.6
1株当たり当期純利益(円) 17.04 -152.02 -992.1
自己資本比率(%) 78.9 62.2 -16.7

各指標の増減について

売上高は前年同期比26.0%増加しましたが、経常利益は73.7%減少しました。これは、利益率の高い有料会員サービスの売上高減少分を補うには至らなかったためです。また、親会社株主に帰属する当期純利益は大幅な赤字となりました。これは、乗換案内サービスや新規サービス「駅探PICKS」の将来キャッシュ・フローの見積りを行った結果、のれん等の無形固定資産の回収が困難であると判断し、減損損失を特別損失に計上したためです。

今後の見通し

指標 2024年3月期 2025年3月期(予想) 当期比(%)
売上高(千円) 4,038,300 4,500,000 11.4
経常利益(千円) 27,457 50,000 82.2
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) -736,292 100,000 -113.6

見通しの増減について

今後の見通しとして、売上高は11.4%増加、経常利益は82.2%増加、親会社株主に帰属する当期純利益は100,000千円の黒字を見込んでいます。これは、RMP構想の実現に向けた取り組みや新たなサービスの提供、コスト削減の効果が期待されるためです。

まとめ

当社グループは、乗換案内サービスを核に、地域マーケティングプラットフォーム(RMP)構想の実現を目指しています。2024年3月期の業績は、売上高が増加したものの、利益面では減少し、親会社株主に帰属する当期純利益は大幅な赤字となりました。しかし、今後の見通しとしては、売上高や利益の増加が期待されており、RMP構想の実現に向けた取り組みが進展することで、業績の改善が見込まれます。アナリストとしての視点からは、現状は厳しいものの、今後の取り組み次第で好転する可能性が高いと評価します。


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