| 企業名 | 株式会社イワキ |
|---|---|
| URL | https://www.iwakipumps.jp/ |
| 業種 | 機械 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 1044.0 |
| 所在地 | 千代田区神田須田町二丁目６番６号 |
企業概要
株式会社イワキは、化学薬品等の薬液移送に使用されるケミカルポンプ及びポンプ専用コントローラ等の周辺機器の開発、製造、仕入及び販売を主な事業としています。ケミカルポンプは、半導体や液晶、化学、電子部品、水処理、食品、製紙、医療及び新エネルギー分野で使用されます。
各事業の内容と状況
イワキの主な事業はケミカルポンプ事業であり、以下のような製品を提供しています。
- マグネットポンプ：液漏れのない完全無漏洩構造のポンプ。
- 定量ポンプ：高精度で一定量の薬液を注入できるポンプ。
- 空気駆動ポンプ：空気を駆動源にして作動するポンプ。
- 回転容積ポンプ：粘性液やスラリー混入液移送用のポンプ。
- エアーポンプ：クリーンな送気・吸気ができるポンプ。
- システム製品：ポンプ制御用の機器や流体制御システム。
これらの製品は、半導体・液晶市場、医療機器市場、表面処理装置市場、水処理市場、化学市場、新エネルギー市場などで使用されています。
従業員について
| 従業員数（人） | 平均年齢（歳） | 平均勤続年数（年） | 平均年間給与（円） |
|---|---|---|---|
| 788 | 42.4 | 18.1 | 7,194,779 |
従業員数は788人で、平均年齢は42.4歳、平均勤続年数は18.1年、平均年間給与は7,194,779円です。
関連企業
イワキは、以下のような関連企業を持っています。
- Iwaki Europe GmbH（ドイツ）
- Iwaki America Incorporated（アメリカ）
- IWAKI DO BRASIL COMÉRCIO DE BOMBAS HIDRÁULICAS LTDA.（ブラジル）
- Iwaki Singapore Pte Ltd（シンガポール）
- IWAKIm SDN. BHD.（マレーシア）
業績
| 指標 | 2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 | 2024年3月 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高（千円） | 28,636,597 | 28,162,392 | 32,439,738 | 37,730,407 | 44,539,188 | 18.0 |
| 経常利益（千円） | 2,578,547 | 2,222,063 | 2,992,500 | 3,745,285 | 6,222,230 | 66.1 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益（千円） | 2,122,555 | 2,091,193 | 2,396,747 | 4,257,973 | 4,459,881 | 4.7 |
| 包括利益（千円） | 1,693,842 | 2,514,937 | 3,602,835 | 4,561,015 | 5,777,688 | 26.7 |
| 純資産額（千円） | 20,523,823 | 22,520,477 | 25,251,541 | 28,869,446 | 33,521,671 | 16.1 |
| 総資産額（千円） | 30,126,634 | 32,211,764 | 37,963,502 | 45,251,601 | 49,098,238 | 8.5 |
各指標の増減について
売上高は前年比18.0%増加し、44,539,188千円となりました。これは主に医療機器市場や水処理市場の需要増加によるものです。経常利益は前年比66.1%増加し、6,222,230千円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は前年比4.7%増加し、4,459,881千円となりました。
今後の見通し
| 指標 | 2024年3月 | 2025年3月（予想） | 当期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高（千円） | 44,539,188 | 47,575,000 | 6.8 |
| 営業利益率（%） | 12.3 | 11.3 | -1.0 |
見通しの増減について
売上高は前年比6.8%増加し、47,575,000千円と予想されていますが、営業利益率は1.0ポイント減少し11.3%と予想されています。これは調達価格や輸送費の上昇、大型展示会費用の発生などのコスト増を見込んでいるためです。
まとめ
株式会社イワキは、ケミカルポンプ事業を中心に多岐にわたる産業分野で使用される製品を提供しています。業績は好調であり、特に医療機器市場や水処理市場での需要増加が顕著です。今後も売上高の増加が見込まれていますが、コスト増により営業利益率の低下が予想されています。全体として、企業の現状と見通しは好調と評価できます。
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