2024-06-28有価証券報告書 京阪神ビルディング株式会社

企業名 京阪神ビルディング株式会社
URL https://www.keihanshin.co.jp/
業種 不動産業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 9827.0
所在地 大阪市中央区瓦町4丁目2番14号







有価証券報告書の解説

企業概要

当社グループは、土地建物賃貸を主な事業とし、それに付随するビル管理等の事業活動を行っています。連結子会社1社と共に、オフィスビル、データセンタービル、商業施設などを賃貸しています。

各事業の内容と状況

当社の事業は以下の通りです。

  • オフィスビル事業: 大阪・東京のビジネス地区を中心に計8棟のオフィスビルを保有・賃貸しています。最新の物件は高度なBCP機能を有し、計画的な設備更新やメンテナンスにより安全で快適な事業空間を提供しています。
  • データセンタービル事業: 大阪都心部に計8棟のデータセンタービルを保有・賃貸しています。高い防災性能や安定的な電力供給、先進のセキュリティシステムを備えています。
  • ウインズビル事業: 日本中央競馬会(JRA)が主催するレースの投票券を場外で発売する施設を保有・賃貸しています。長年にわたり安定的な収益を生み出す中核事業の一つです。
  • 商業施設・物流倉庫等事業: 首都圏・関西圏を中心に全国で7棟の商業施設・物流倉庫等を保有・賃貸しています。交通利便性の高い立地をターゲットに収益物件の取得に努めています。

従業員について

従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
60 48.9 9.3 11,161

当社グループは「土地建物賃貸事業」の単一セグメントであり、従業員数は60名です。平均年齢は48.9歳、平均勤続年数は9.3年、平均年間給与は11,161千円です。

関連企業

当社の連結子会社は京阪神建築サービス株式会社で、ビル管理業務を行っています。資本金は86,000千円で、当社が100%の議決権を所有しています。

業績

指標 2023年3月期 2024年3月期 前期比(%)
売上高 (千円) 18,879,148 19,310,701 2.3%
経常利益 (千円) 5,040,973 4,842,213 -3.9%
親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) 4,186,440 3,793,846 -9.4%
包括利益 (千円) 3,960,700 5,846,333 47.6%
純資産額 (千円) 70,870,934 74,874,569 5.6%
総資産額 (千円) 152,321,306 166,616,097 9.4%

各指標の増減について

売上高は新規投資物件の寄与により2.3%増加しましたが、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益はそれぞれ3.9%、9.4%減少しました。これは租税公課や修繕費等の費用増加や投資有価証券の売却による特別利益の減少が主な要因です。

今後の見通し

指標 2024年3月期 2025年3月期予想 当期比(%)
売上高 (千円) 19,310,701 20,000,000 3.6%
経常利益 (千円) 4,842,213 5,000,000 3.3%
親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) 3,793,846 4,000,000 5.4%

見通しの増減について

今後の見通しとして、売上高は3.6%、経常利益は3.3%、親会社株主に帰属する当期純利益は5.4%の増加が予想されています。これは新規投資物件の寄与や既存物件の稼働率向上が期待されるためです。

まとめ

当社は土地建物賃貸事業を主軸に、オフィスビル、データセンタービル、ウインズビル、商業施設・物流倉庫等の多様な物件を保有・賃貸しています。2024年3月期の業績は売上高が増加したものの、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は減少しました。しかし、今後の見通しは新規投資物件の寄与や既存物件の稼働率向上により、業績の改善が期待されています。全体として、当社の現状と見通しは好調であると評価できます。


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