2024-06-28有価証券報告書 アビックス株式会社

企業名 アビックス株式会社
URL https://avix.co.jp/
業種 その他製品
決算日 3月31日
資本金(百万円) 1207.0
所在地 横浜市中区弁天通6丁目85番地







有価証券報告書の解説

企業概要

当社グループは、LED表示機を開発・販売するファブレスメーカーであり、デジタルサイネージ関連事業とValue creating事業を展開しています。デジタルサイネージ関連事業では、表示機器のリース・販売、販売促進を中心とした運営、メンテナンスを行い、Value creating事業では地域密着型マーケティングを行っています。

各事業の内容と状況

デジタルサイネージ関連事業: デジタルサイネージのリース・販売、映像配信サービスやメンテナンス、新たな販促支援サービスの提供を行っています。特に、CMS「DiSi cloud」は堅調に推移しており、契約数、売上ともに増加しています。

Value creating事業: 地域での企業のPR、ファン作り、集客からブランディング、地方自治体の魅力あるコンテンツ開発などを行っています。サブスクリプションモデルの事業が中心で、安定的に収益を計上しています。

従業員について

従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
49 40.1 6.2 6907

当社はデジタルサイネージ関連事業の単一セグメントであり、労働組合は組成されていませんが、労使関係は円満に推移しています。

関連企業

名称 住所 資本金 (千円) 主要な事業の内容 議決権の所有割合(%) 関係内容
デジタルプロモーション株式会社 神奈川県横浜市中区 46500 Value creating事業 所有 100.0 役務の提供及び受託役員の兼任:2名
SS Lab.株式会社 東京都港区 6000 デジタルサイネージ関連事業 所有 50.0 役務の提供及び受託役員の兼任:2名
株式会社テラスホールディングス 東京都港区 88000 純粋持株会社 被所有 35.3 事務所賃借
株式会社フラッグスポーツマーケティング 東京都港区 10000 デジタルサイネージ関連事業 所有 35.0 役務の提供及び受託役員の兼任:1名

業績

指標 2020年3月 2021年3月 2022年3月 2023年3月 2024年3月 前期比(%)
売上高 (千円) 815,203 1,210,689 1,797,460 3,325,662 3,727,381 12.1
経常利益 (千円) △130,067 15,718 △63,028 10,827 104,744 867.4
親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) △202,899 15,167 △73,045 △7,785 80,365
包括利益 (千円) △206,507 13,390 △73,200 △16,238 92,024
純資産額 (千円) 381,719 460,544 1,481,494 1,465,256 1,554,281 6.1
総資産額 (千円) 1,353,669 1,575,262 2,474,087 3,056,936 2,797,382 △8.5
1株当たり純資産額 (円) 15.24 18.11 42.07 41.65 44.14 6.0
1株当たり当期純利益 (円) △8.21 0.61 △2.49 △0.22 2.29
自己資本比率 (%) 27.8 29.1 59.7 47.9 55.4 15.7
自己資本利益率 (%) △43.3 3.6 △7.5 △0.5 5.3
株価収益率 (倍) △13.0 206.6 △38.6 △395.5 41.5
営業活動によるキャッシュ・フロー (千円) △88,366 △47,664 11,858 △513,864 603,084
投資活動によるキャッシュ・フロー (千円) △31,518 △20,961 △60,951 △129,118 △38,563 △70.1
財務活動によるキャッシュ・フロー (千円) 168,486 14,982 △183,582 189,553 △283,299
現金及び現金同等物の期末残高 (千円) 960,993 907,349 874,674 421,244 702,466 66.7

各指標の増減について

売上高は前年同期比12.1%増の3,727,381千円となり、経常利益は867.4%増の104,744千円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は80,365千円で、前年同期の7,785千円の損失から大幅に改善しました。自己資本比率も55.4%と前年同期比15.7%増加し、財務基盤が強化されました。

今後の見通し

指標 2024年3月 2025年3月予測 当期比(%)
売上高 (千円) 3,727,381 4,100,000 10.0
経常利益 (千円) 104,744 120,000 14.6
親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) 80,365 90,000 12.0
包括利益 (千円) 92,024 100,000 8.7
純資産額 (千円) 1,554,281 1,700,000 9.4
総資産額 (千円) 2,797,382 3,000,000 7.2

見通しの増減について

今後の見通しとして、売上高は10.0%増の4,100,000千円、経常利益は14.6%増の120,000千円、親会社株主に帰属する当期純利益は12.0%増の90,000千円を見込んでいます。これにより、純資産額も9.4%増の1,700,000千円となる見込みです。

まとめ

当社グループは、デジタルサイネージ関連事業とValue creating事業を中心に、安定した収益を確保しています。特にデジタルサイネージ関連事業では、CMS「DiSi cloud」を軸にしたサービスが堅調に推移しており、今後も成長が期待されます。財務基盤も強化されており、今後の見通しも明るいです。総じて、当社の現状と見通しは好調であると評価できます。


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