2024-06-27有価証券報告書 株式会社フェニックスバイオ

企業名 株式会社フェニックスバイオ
URL https://phoenixbio.co.jp/
業種 サービス業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 2562.0
所在地 東広島市鏡山三丁目4番1号







有価証券報告書の解説


企業概要

当社グループは、当社と連結子会社3社により構成されており、PXBマウス(ヒト肝細胞を持つキメラマウス)を用いた医薬品開発の受託試験サービスを主たる業務としています。

各事業の内容と状況

当社の事業はPXBマウス事業の単一セグメントであり、以下のサービスを提供しています。

  • DMPK/Tox試験(薬物動態関連試験、安全性試験)
  • 肝炎試験(薬効評価)
  • PXB-cellsの販売(PXBマウスから得られる新鮮ヒト肝細胞)

PXBマウスは、マウスの肝臓の70%以上がヒト肝細胞に置き換えられており、医薬品開発における前臨床過程での利用が期待されています。

従業員について

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
46 45.9 12.6 5383

当社の従業員数は46名で、平均年齢は45.9歳、平均勤続年数は12.6年、平均年間給与は5383千円です。

関連企業

名称 住所 資本金 主要な事業の内容 議決権の所有割合 関係内容
PhoenixBio USA Corporation 米国 ニューヨーク州 US$3.00 米国におけるPXBマウスを用いた受託試験サービスの提供 所有 100.00% 当社のPXBマウスを用いた受託試験サービスの仲介。役員の兼任等あり。
CMHL Consortium LLC 米国 デラウェア州 US$250,000.00 製薬企業と共同で行うPXBマウスの有用性に関する研究の管理 所有 100.00% PXBマウスの提供。
KMT Hepatech,Inc. カナダ アルバータ州 CA$843,749.22 PXBマウス生産 所有 100.00% PXBマウスの生産。役員の兼任等あり。

業績

指標 2023年3月 2024年3月 前期比(%)
売上高(千円) 2,124,051 1,715,321 -19.2%
経常利益(千円) 511,299 43,526 -91.5%
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 493,329 26,378 -94.7%
包括利益(千円) 499,537 62,184 -87.5%
純資産額(千円) 1,514,470 1,797,607 +18.7%
総資産額(千円) 3,018,661 2,715,320 -10.0%

各指標の増減について

売上高は前年同期比で19.2%減少し、1,715,321千円となりました。これは主に薬効薬理分野の受注が低迷したことによるものです。経常利益は91.5%減少し、43,526千円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益も94.7%減少し、26,378千円となりました。これらの減少は、受託試験サービスの減少と営業費用の増加によるものです。

今後の見通し

指標 2024年3月 2025年3月(予測) 当期比(%)
売上高(千円) 1,715,321 1,900,000 +10.8%
経常利益(千円) 43,526 100,000 +129.7%
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 26,378 80,000 +203.3%

見通しの増減について

今後の見通しとして、売上高は10.8%増加し、1,900,000千円を見込んでいます。経常利益は129.7%増加し、100,000千円、親会社株主に帰属する当期純利益は203.3%増加し、80,000千円を見込んでいます。これらの増加は、PXBマウスの需要増加と新製品の投入によるものです。

まとめ

当社の業績は、薬効薬理分野の受注低迷により減収減益となりましたが、PXBマウスの需要増加と新製品の投入により、今後の業績回復が期待されます。現状は厳しいものの、今後の見通しは明るいと評価できます。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。