2024-06-27有価証券報告書 株式会社セック

企業名 株式会社セック
URL https://www.sec.co.jp/ja/index.html
業種 情報・通信業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 477.0
所在地 世田谷区用賀4丁目10番1号







有価証券報告書の解説

企業概要

当社は、リアルタイムソフトウェアの提供を主体とするリアルタイム技術専門会社です。リアルタイム技術とは、時々刻々と変化する外界と密接な相互作用を持ったコンピュータシステムを開発する技術であり、ユビキタス社会の基盤技術と位置づけています。

各事業の内容と状況

当社の事業は以下の4つのビジネスフィールド(BF)に分類されます。

  • 社会基盤システムBF: 高度交通システムや防衛関連システム、医療、環境エネルギーなどの社会公共分野の技術アプリケーションを開発。
  • 宇宙先端システムBF: 科学衛星や惑星探査機に搭載される組込みソフトウェア、天体望遠鏡の制御、観測データの解析などの宇宙関連システムを開発。
  • モバイルネットワークBF: キャッシュレス決済端末や車載端末、スマートコンストラクションに関するシステム、次世代技術を使ったエッジデバイスのソフトウェアを開発。
  • インターネットBF: 非接触ICに搭載される組込みソフトウェア、IoT関連システム、民間企業向けの技術アプリケーションやクラウドシステムを開発。

従業員について

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
347 38.8 13.1 6624

管理職に占める女性労働者の割合は3.9%、男性労働者の育児休業取得率は55.6%、労働者の男女の賃金差異は全労働者で74.3%です。

関連企業

当社には、非連結子会社が1社(AMSEC,INC.)あり、米国最新技術及びビジネス動向調査を委託しています。

業績

項目 当期 前期比(%)
売上高(百万円) 8,534 14.0
営業利益(百万円) 1,467 20.7
経常利益(百万円) 1,547 21.1
当期純利益(百万円) 1,105 25.8

各指標の増減について

売上高は、サービスロボット関連やスマートコンストラクション関連の開発が大幅に増加したことに加え、官公庁向けの開発も引き続き好調であったため、前年同期比14.0%増加しました。営業利益は、外注費の増加や社員数の増加による人件費の増加にもかかわらず、生産性向上により前年同期比20.7%増加しました。経常利益は、研究開発の補助金収入が大幅に増加したことにより、前年同期比21.1%増加しました。当期純利益は、賃上げ促進税制適用による税負担の減少などにより、前年同期比25.8%増加しました。

今後の見通し

項目 次期予想 当期比(%)
売上高(百万円) 9,200 7.8
営業利益(百万円) 1,570 7.0
経常利益(百万円) 1,650 6.7
当期純利益(百万円) 1,145 3.6

見通しの増減について

次期の業績見通しとしては、売上高は9,200百万円、営業利益は1,570百万円、経常利益は1,650百万円、当期純利益は1,145百万円を見込んでいます。これらの増加は、引き続き堅調なIT需要と当社の高度技術教育の充実、大学や国、企業の研究機関との共同研究の推進によるものです。

まとめ

当社は、リアルタイム技術を中核に据えたビジネスを展開し、各ビジネスフィールドでの成長を続けています。特に、社会基盤システムBFや宇宙先端システムBFでの好調が目立ちます。今後も高度技術教育や共同研究を通じて、さらなる成長を目指しています。現状と見通しを踏まえると、当社の業績は好調であり、今後も堅調な成長が期待されます。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。