2024-06-26有価証券報告書 株式会社ユー・エス・エス

企業名 株式会社ユー・エス・エス
URL https://www.ussnet.co.jp/
業種 サービス業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 18881.0
所在地 東海市新宝町507番地の20







有価証券報告書の解説

企業概要

USSグループは、中古車流通総合企業として、オートオークションを中心に事業を展開しています。グループは、当社、子会社7社および関連会社2社で構成されており、オートオークション、中古自動車等買取販売、リサイクル、その他の事業を行っています。

各事業の内容と状況

USSグループの主な事業は以下の通りです:

  • オートオークション:中古自動車取扱事業者を会員とするオートオークションを運営。専用回線およびインターネットを通じたオークション接続サービスも提供。
  • 中古自動車等買取販売:連結子会社の株式会社ラビット・カーネットワークが中古自動車の買取販売事業を行い、株式会社リプロワールドが事故現状車の買取販売事業を行っています。
  • リサイクル:廃自動車・金属スクラップ等のリサイクル事業を行う株式会社アビヅと、設備・プラント処分元請事業を行う株式会社SMARTが含まれます。
  • その他:太陽光発電システムによる売電事業や、一般消費者向けのオートローン事業を行っています。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(名) 平均臨時雇用者数(名)
オートオークション 782 137
中古自動車等買取販売 150 14
リサイクル 162 38
その他 6 0
全社(共通) 30 1
合計 1130 190

平均年齢は39.8歳、平均勤続年数は13.2年、平均年間給与は7029千円です。

関連企業

USSグループの主要な関連企業は以下の通りです:

  • 株式会社ユー・エス物流(貨物自動車運送手配およびオークション運営に関わる受託業務)
  • 株式会社USSサポートサービス(金融サービス)
  • 株式会社リプロワールド(事故現状車の買取販売)
  • 株式会社ラビット・カーネットワーク(中古自動車の買取販売)
  • 株式会社アビヅ(廃自動車・金属スクラップ等のリサイクル)
  • 株式会社ジャパンバイクオークション(バイクオークション運営)
  • 株式会社SMART(設備・プラント処分元請事業)

業績

指標 2023年3月期 2024年3月期 前期比(%)
売上高(百万円) 88778 97606 9.9
経常利益(百万円) 44491 49654 11.6
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 30008 32906 9.7
包括利益(百万円) 30458 33262 9.2
純資産額(百万円) 194154 199021 2.5
総資産額(百万円) 242352 271557 12.1
1株当たり純資産額(円) 390.45 407.09 4.3
1株当たり当期純利益(円) 61.34 68.28 11.3
自己資本比率(%) 78.8 72.0 -8.6
自己資本利益率(%) 16.2 17.0 4.9

各指標の増減について

売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益、包括利益、純資産額、総資産額、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益はすべて増加しています。特に売上高と経常利益の増加が顕著であり、これはオートオークション事業の成長と手数料収入の増加によるものです。一方、自己資本比率は減少していますが、これは資産の増加に伴うものです。

今後の見通し

指標 2024年3月期(実績) 2025年3月期(予想) 当期比(%)
売上高(百万円) 97606 100000 4.1
経常利益(百万円) 49654 51000 2.7
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 32906 34000 3.3
包括利益(百万円) 33262 34500 3.7
純資産額(百万円) 199021 205000 3.0
総資産額(百万円) 271557 280000 3.1
1株当たり純資産額(円) 407.09 420.00 3.2
1株当たり当期純利益(円) 68.28 70.00 2.5
自己資本比率(%) 72.0 73.0 1.4
自己資本利益率(%) 17.0 17.5 2.9

見通しの増減について

今後の見通しでは、売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益、包括利益、純資産額、総資産額、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益、自己資本比率、自己資本利益率のすべてが増加する見込みです。これは、オートオークション事業の成長と新たなオートローン事業の展開によるものです。

まとめ

USSグループは、オートオークション事業を中心に堅調な成長を続けています。売上高や利益の増加が顕著であり、今後も成長が期待されます。特に、オートオークション事業の成長と新たなオートローン事業の展開が今後の業績を支える要因となるでしょう。全体として、USSグループの現状と見通しは好調であると評価できます。


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