2024-03-28有価証券報告書  ファーストアカウンティング株式会社

企業名 ファーストアカウンティング株式会社
URL https://www.fastaccounting.jp/
業種 情報・通信業
決算日 12月31日
資本金(百万円) 60.0
所在地 港区浜松町1-6-15






有価証券報告書の解説


企業概要

当社は、「世界に通用するAIの力によって経理DX、正確で早い会計、および戦略経理を実現し、お客様の幸せと社会の発展に貢献します。」をミッションとしており、会計分野に特化したAIソリューション事業(経理AI事業)を提供しております。現在の主要なサービスは、AI-OCR関連及び会計仕訳のアルゴリズムをサービス化した「Robotaシリーズ」と、リモートワークでも経理業務を遂行できるように開発された「Remota」プラットフォームです。

各事業の内容と状況

当社のサービスは、月額課金(MRR:Monthly Recurring Revenue)と読み取った帳票枚数に応じて変動する従量課金で構成されております。2023年12月末における顧客の平均契約締結期間は約27か月、LTV(Life Time Value)は55百万円となっています。

Unnamed: 0 2022年12月期 2023年12月期
月額課金(千円) 731,687 1,141,593
従量課金(千円) 44,612 76,918

従業員について

2023年12月31日現在
従業員数(人) 従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
50 (19) 36.9 2.8 5,265,449

関連企業

該当事項はありません。

業績

セグメントの名称 当事業年度 (自2023年1月1日 至2023年12月31日) 前年同期比(%)
AIソリューション事業(経理AI事業) 1,232,393 156.9
合計 1,232,393 156.9

各指標の増減について

当事業年度の売上高は1,232,393千円(前事業年度比56.9%増)となりました。この主な要因は、企業のリモートワーク化と経理業務のデジタルトランスフォーメーション(経理DX)が促進されたためです。また、売上原価は462,726千円(前事業年度比55.2%増)、売上総利益は769,666千円(前事業年度比57.9%増)となりました。

リスクについて

以下は、この企業特有のリスクや特に投資家が気にすべきリスクの一覧です。

  • 競合リスク – 会計帳票の読み取り技術を利用した類似サービスが増加しており、価格競争による売上単価の減少リスクがあります。
  • 情報セキュリティリスク – お客様の会計データが外部に流出した場合、損害賠償責任を負担するリスクがあります。
  • 技術革新リスク – 急速な技術革新に対応が遅れた場合、新規契約が伸びず、既存顧客の解約が発生するリスクがあります。
  • 解約リスク – 契約が更新されない場合、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
  • 販売パートナー、OEMパートナーとの取引リスク – パートナーとの契約解約や更新されない場合、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

まとめ

当社の業績は、企業のリモートワーク化と経理業務のデジタルトランスフォーメーションによって好調に推移しております。収益性を維持しながら、優れた経理DXソリューションを提供することで、将来的にも高い成長が期待できます。ただし、競合他社の動向や技術革新に対する対応不足、情報セキュリティリスクなどいくつかの重要なリスクに注意が必要です。全体的には、現時点での見通しは好調であると評価できます。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。