企業名 | 株式会社エムティーアイ |
---|---|
URL | https://www.mti.co.jp/ |
業種 | 情報・通信業 |
決算日 | 9月30日 |
資本金(百万円) | 5249.0 |
所在地 | 新宿区西新宿三丁目20番2号 |
企業概要
株式会社エムティーアイは、2023年9月30日現在、連結子会社26社および関連会社6社を含む計32社からなる企業グループです。以下の4つの主要な事業セグメントで構成されています:「コンテンツ事業」、「ヘルスケア事業」、「学校DX事業」および「その他事業」です。
各事業の内容と状況
コンテンツ事業
エンドユーザー向けに月額のコンテンツサービスを提供しています。具体的には、動画・音楽・書籍・コミックの『music.jp』をはじめ、天気予報、地図情報、セキュリティ関連アプリを提供しています。主要な関連会社は、㈱エムティーアイ、㈱ビデオマーケット、㈱メディアーノ、㈱ライズシステムです。
ヘルスケア事業
ヘルスケアに関連する情報やサービスを提供しています。代表的なサービスには、『ルナルナ』や『カラダメディカ』があります。また、法人向けサービスとして『CARADA』の提供や、自治体向け母子手帳アプリ『母子モ』なども含まれます。
学校DX事業
主にモチベーションワークス㈱が手掛ける学校DX事業を展開しています。この事業では、クラウド型校務支援システム『BLEND』などを導入しています。
その他事業
法人に対するDX支援事業やAI事業を展開しています。主要な関連会社は、㈱エムティーアイ、Automagi㈱です。
従業員について
セグメントの名称 | 従業員数(名) | 臨時従業員数(名) |
---|---|---|
コンテンツ事業 | 357 | 8 |
ヘルスケア事業 | 222 | 5 |
学校DX事業 | 42 | – |
その他事業 | 317 | 15 |
全社(共通) | 264 | 1 |
合計 | 1202 | 29 |
関連企業
主要な関連企業は以下のとおりです。
名称 | 所在地 | 資本金 | 主要な事業内容 | 議決権の所有割合 |
---|---|---|---|---|
㈱ビデオマーケット | 東京都新宿区 | 100,000千円 | コンテンツ配信事業 | 100% |
㈱メディアーノ | 東京都新宿区 | 100,000千円 | M&A事業 | 100% |
業績
業績の数値は以下のとおりです。
項目 | 当期 | 前期比(%) |
---|---|---|
売上高 | 26,798百万円 | 1.2% |
営業利益 | 298百万円 | -65.7% |
経常利益 | 458百万円 | -5.7% |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 753百万円 | – |
各指標の増減について
売上高は前年同期比1.2%増加しましたが、営業利益は広告宣伝費の増加により減少しました。経常利益は前年同期比で減少していますが、持分法による投資利益の増加により比較的小さい減少に留まりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、特別利益が増加し、特別損失が減少したことにより、前年同期の損失から黒字に転じました。
リスクについて
以下は、投資家が注意すべきリスク要因です:
- 技術革新: 急速な技術進化に追従できない場合、サービスの陳腐化を招くリスクがあります。
- 競争: 業界内の競争が激化し、収益が確保できないリスク。
- 情報ネットワーク: 通信回線やシステムのダウン、セキュリティ侵害等が事業に重大な影響を与えるリスク。
- コンテンツ事業: 主要販売チャネルである携帯キャリアに対する依存度が高く、その事業戦略の変更により影響を受けるリスク。
- ヘルスケア事業: 規制の改廃による影響や、予期せぬ変化が発生した場合に収益が見込めないリスク。
- 特定人物への依存: 代表取締役社長の前多俊宏氏への依存が高い。
まとめ
総じて、株式会社エムティーアイの現状は、コンテンツ事業の収益がやや減少傾向にある一方で、ヘルスケア事業および学校DX事業の成長が見込まれています。特にヘルスケア事業は成長ポテンシャルが大きく、今後の業績拡大の大きな牽引役になると考えられます。当社が掲げる「売上高の成長率」および「営業利益率の改善度」を重要経営指標として持続的に向上させることが期待されますが、投資家にとっては、業界の競争状況や規制の変動に注目することが重要です。
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