企業名 | クリングルファーマ株式会社 |
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URL | https://www.kringle-pharma.com/ |
業種 | 医薬品 |
決算日 | 9月末日 |
資本金(百万円) | 50.0 |
所在地 | 茨木市彩都あさぎ七丁目7番15号彩都バイオインキュベータ207号 |
企業概要
当社は難治性疾患、すなわち「症例数が少なく、原因不明で、治療法が確立しておらず、生活面への長期にわたる支障がある疾患」に対する治療薬の研究開発を行う大学発バイオベンチャーです。設立以来、中村敏一教授の発見したHGFタンパク質を基に、組換えDNA技術を活用して医薬品の開発を進めています。
各事業の内容と状況
当社は、脊髄損傷急性期、ALS、声帯瘢痕などの難治性疾患に対する医薬品開発に注力しています。各事業の詳細は以下のとおりです:
- 脊髄損傷急性期: 第Ⅲ相試験が進行中。
- ALS: 第Ⅱ相試験が進行中。
- 声帯瘢痕: 第Ⅲ相試験が進行中。
従業員について
従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
---|---|---|---|
13 | 47.6 | 2.3 | 5084 |
注:従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は100分の10未満のため記載していません。
関連企業
該当する関連企業はありません。
業績
項目 | 当期数値(千円) | 前期比(%) |
---|---|---|
売上高 | 69,250 | -82.3 |
営業損失 | 888,762 | -31.3 |
経常損失 | 852,660 | -12.6 |
当期純損失 | 854,151 | -12.6 |
各指標の増減について
当事業年度の売上高はクラリス・バイオセラピューティクス社との契約に基づく技術アクセスフィーのみの収益で、大幅な減少を示しました。営業損失、経常損失、当期純損失の増加は、研究開発費用の増加と売上の減少に起因します。
リスクについて
当社が直面するリスクには以下のものがあります:
- 医薬品開発の不確実性:臨床試験の結果が予想と異なる場合、開発の遅延や中止が発生するリスクは高いです。
- 財務体質の強化:継続的な収益が得られるまでに多額の資金が必要で、資金調達がうまくいかない場合、事業に重大な影響を及ぼす可能性があります。
- 規制関連リスク:医薬品の製造販売においては「薬機法」など複数の法令に準拠する必要があり、違反が認められた場合、許認可取り消しなどのリスクがあります。
まとめ
当社は難治性疾患の治療薬開発に特化しており、特にHGFタンパク質を利用した研究に注力しています。これまでの研究で得られた成果と今後の試験フェーズから判断すると、将来的な見通しは前向きですが、依然として高い開発リスクを含んでいます。リスク管理を徹底しつつ、研究開発投資を続けることで、ポテンシャルのある医薬品の開発に期待が持てます。
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