2023-09-20有価証券報告書 株式会社ジョイフル本田

企業概要

当社（株式会社ジョイフル本田）は、主に「住まい」に関する関連商品（資材・プロ用品、インテリア・リビング、ガーデン・ファーム）の販売およびリフォーム工事の設計・施工・関連商品の販売ならびに「生活」に関する関連商品（デイリー・日用品、ペット・レジャー）の販売、また、これらに付帯するサービスを提供する専門店として、一般消費者からプロ顧客まで幅広く対応しています。

各事業の内容と状況

各事業内容として、主に「住まい」に関する商品の販売から住宅リフォーム工事、「生活」に関する商品の販売を行っています。近年の取り組みとしては、ホームセンター事業とリフォーム事業の融合、また、脱炭素や地域社会への貢献を目指したSDGsソリューションに力を入れています。ここ数年間の業績は、売上高や利益面で若干の減少見られるものの、新規出店や新商品開発などの施策により、今後の成長が期待されています。

従業員について

臨時雇用含めた従業員数は、2619名であり、その一部には準社員やパートタイマー、嘱託社員、アルバイトが含まれます。また、労働組合は解散しており、各職場代表者を通じて労使交渉が行われています。特記すべき労使関係の問題はありません。

関連企業

主要な関連企業としては、株式会社MTJフィットネス（旧株式会社ジョイフルアスレティッククラブ）があります。同社はスポーツクラブを運営しており、ジョイフル本田の店舗周辺に出店しています。また、株式会社ジョイフルエーケーは、北海道地区にてホームセンターを運営しています。

業績

各指標の増減について

2023年度の売上高は若干の減少となり、前事業年度比0.2%減となっています。一方、営業利益および経常利益も減少し、それぞれ前事業年度比9.3%および7.4%の減少を記録しました。特に当期純利益は23.2%の大幅な減少となっております。これは、固定資産売却益の減少、減損損失の計上、法人税等の増加が主な要因です。

リスクについて

主なリスク要因として、競争激化、出店に伴う法的規制、天候要因・自然災害、コロナウイルス感染症再拡大の可能性などが挙げられます。これらのリスクに対し、ジョイフル本田は多様な品揃え、適切な価格設定、BCP対応資金の確保などの対策を講じています。

まとめ

ジョイフル本田の業績は、全体的には横ばいから緩やかな減少傾向にありますが、新規出店やSDGs関連の施策、新商品開発などには注力しているため、将来の成長が期待される状況です。投資家としては、業績の減少トレンドに注意しつつも、長期的な視点での投資を検討する価値のある企業と判断されます。