2023-07-28有価証券報告書 インスペック株式会社

企業概要

当社グループは、基板検査装置関連機器の製造・販売を主な事業内容としています。主力製品は先端的なデジタル機器に使用される半導体パッケージ基板や精密プリント基板などの外観検査装置であり、保守サービスも行っています。

各事業の内容と状況

基板検査装置関連事業を主軸に展開しており、フラットベッド型検査装置、ロールtoロール型検査装置、インライン検査装置の3カテゴリーを中心に事業を進めています。

従業員について

関連企業

当社は関連企業として台湾英視股份有限公司を有していますが、影響が重要でないため連結の範囲外としています。

業績

各指標の増減について

経常利益および当期純利益が第33期に減少した主な要因は、半導体関連市場の景気後退や海外市場での販売不振です。第34期以降は受注が回復し、売上高と純利益も増加傾向にありますが、第35期は経常利益が減少しています。これは主に、海外進出に伴う投資および新製品開発コストの増加によるものです。

リスクについて

主なリスク要因として、以下が挙げられます。

• 設備投資需要の変動により、業績に大きな影響を受ける可能性。
• 他社との競争が激化し、競争優位性が損なわれる可能性。
• 新製品開発に関わるリスク。
• 製品のライフサイクルが短いため、迅速な開発が求められる。
• 優秀な人材の確保が難しくなる可能性。
• 有利子負債への依存が高いため、金利上昇が影響を及ぼす。

まとめ

当社は、基板検査装置関連事業を中心に展開しており、特に海外市場への進出が成長のカギとなっています。経営基盤は安定しており、新技術への投資も積極的に行っています。しかし、市場環境が不安定なため、今後の業績には一定のリスクが伴うことが予想されます。全体として、当社の現状は好調であるが、リスク管理を徹底することが重要であります。