企業名 | 電気興業株式会社 |
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URL | https://denkikogyo.co.jp/ |
業種 | 電気機器 |
決算日 | 3月31日 |
資本金(百万円) | 8774.0 |
所在地 | 千代田区丸の内三丁目3番1号 |
企業概要
この企業は、電気通信ならびに高周波関連事業を基幹とし、他にも設備貸付事業および売電事業を展開しています。連結財務諸表提出会社および14社の子会社によって構成されています。
各事業の内容と状況
電気通信関連事業では、アンテナおよび通信機器の製造・建設を行っており、高周波関連事業では高周波誘導加熱装置の製造・販売を行っています。大規模な防災無線の需要回復や5G設備投資の停滞といった課題があります。
従業員について
セグメントの名称 | 従業員数(人) | 臨時従業員数(人) |
---|---|---|
電気通信関連事業 | 759 | 98 |
高周波関連事業 | 332 | 18 |
全社(共通) | 66 | 3 |
合計 | 1157 | 119 |
平均年齢は45.5歳、平均勤続年数が15.7年、平均年間給与は約597.6万円です。
関連企業
主要な子会社としては、電気通信関連の㈱デンコー、㈱電興製作所、フコク電興㈱および高周波関連のデンコーテクノヒート㈱や高周波工業㈱が重要です。
業績
項目 | 第96期 | 第97期 | 前期比(%) |
---|---|---|---|
売上高(百万円) | 33,968 | 31,817 | -6.3% |
経常利益(百万円) | 448 | -1,219 | -372.1% |
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 705 | -1,181 | -267.6% |
自己資本比率(%) | 81.5 | 74.8 | -8.2% |
各指標の増減について
売上高の減少は、移動通信関連分野での5G設備投資の停滞が主な要因です。経常利益および当期純利益は、大幅な損失を計上しており、原材料費や部品コストの上昇が影響しています。
リスクについて
- 特定の取引先依存リスク: 顧客の設備投資計画が業績に大きな影響を与える。
- 大規模自然災害リスク: 自然災害による事業中断リスクが存在する。
- ウイルス感染症リスク: 新型コロナウイルスの影響が業績に影響を与える可能性がある。
- 技術革新のリスク: EVの普及や通信技術の革新により既存技術が陳腐化するリスクがある。
まとめ
この企業は、通信技術および高周波技術を強みとしているものの、5G投資の停滞や原材料の値上げなどの課題に直面しています。中期的には新たな事業領域の開拓や、既存事業の拡大を図るべく努力していますが、短期的には不安定な要素が多い状況です。投資家はこれらのリスクを十分に考慮する必要があります。業績の見通しとしては、好調になるためにはいくつかの改善が必要です。
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