2023-06-29有価証券報告書 はごろもフーズ株式会社

企業概要

当社グループは、当社、子会社１社および関連会社１社で構成され、食品事業を主な事業内容とし、他に不動産賃貸等の事業を行っています。主な製品は缶詰類、パスタ、包装米飯、かつお削りぶし、のりなどです。

各事業の内容と状況

当社は主に食品事業を展開し、子会社セントラルサービス株式会社が物流業務を担い、関連会社P.T.アネカ・ツナ・インドネシアがツナ製品を製造しています。今年度は、健康志向や利便性の高い製品が好調でしたが、以上の影響や価格上昇により、売上高は増加したものの利益は減少しました。

従業員について

	2023年3月31日現在
営業部門	192名（4名）
製造部門	337名（74名）
管理部門	163名（6名）
合計	692名（84名）

平均年齢：40.52歳 | 平均勤続年数：14.99年 | 平均年間給与：4,729,130円

関連企業

セントラルサービス株式会社（議決権割合：100%）

P.T.アネカ・ツナ・インドネシア（議決権割合：33%）

業績

決算年月	2019年3月	2020年3月	2021年3月	2022年3月	2023年3月
売上高（千円）	79,920,570	82,852,186	67,346,570	68,447,247	70,452,491
経常利益/損失（千円）	1,868,952	3,402,675	3,910,034	2,551,879	△791,673
親会社株主に帰属する当期純利益/損失（千円）	993,995	2,316,341	2,976,063	2,010,490	△1,320,064

各指標の増減について

売上高は前年よりも2.9％増加しましたが、原材料価格の大幅な上昇により経常損失と当期純損失が発生しました。特に主原料の値上がりが利益面に大きな影響を与えました。

リスクについて

当社は以下のリスクを認識しています。

• 原材料の供給量と価格の変動
• カントリーリスク（海外リスク）
• 自然災害や感染症等の不測の事態
• 市場動向の変化
• 人材の確保
• システム等への侵入や情報漏洩

まとめ

当社は健康志向や利便性重視の製品が好調であり、増収を実現しましたが、原材料価格の急騰により大幅な経常損失と純損失を計上しました。短期的には厳しい状況が続くと予想されますが、中長期的には新製品開発や市場シェア拡大への取り組みが評価される可能性があります。投資家としては、現在のリスク要因を慎重に評価しつつ、中長期的な視点での投資判断を行うことが重要です。