企業名	株式会社ＪＴＯＷＥＲ
URL	https://www.jtower.co.jp/
業種	情報・通信業
決算日	3月31日
資本金（百万円）	7989.0
所在地	港区南青山二丁目２番３号

有価証券報告書解説

企業概要

当社グループは、通信インフラシェアリング事業を中心に展開しており、国内外で携帯キャリアに装置、アンテナ、工事等の設備投資を一本化するサービスを提供しています。インフラシェアリングにより設備投資や作業工程の削減、環境負荷の低減を目指しています。

各事業の内容と状況

国内IBS事業：日本国内の主要施設で携帯インフラをシェアリング。4Gと5G関連のインフラシェアリングが主軸。導入物件やTenancy Ratioの増加が収益を牽引。

海外IBS事業：主にベトナムで展開。現地の大手エリアで事業を拡大。

タワー事業：鉄塔やポールを新設または既存鉄塔を取得してシェアリング。NTTグループとの契約を通じて大幅に拡大。

ソリューション事業：クラウドWi-FiソリューションやSITE LOCATORサービスを提供し、不動産事業者への付加価値を提供。

従業員について

項目	数値
従業員数	109人（平均臨時雇用者数35人）
平均年齢	38.1歳
平均勤続年数	3.3年
平均年間給与	7,382千円

関連企業

• Southern Star Telecommunication Equipment Joint Stock Company（ベトナム）
• VIBS PTE.LTD.（シンガポール）
• 合同会社JTOWER Infrastructure、Infrastructure2（東京都港区）
• 株式会社JTOWER Infrastructure Holdings、Infrastructure Holdings2（東京都港区）

業績

指標	2023年3月	前年比
売上高（千円）	5,228,928	24.0%
経常損失（千円）	△1,238,652	-328.2%
当期純損失（千円）	△1,602,810	-348.3%
総資産額（千円）	52,042,226	108.1%
自己資本比率（%）	24.8%	-59.3%

各指標の増減について

売上高は、主に国内IBS事業・タワー事業の成長により24.0%増加しました。しかし、経常損失は1,238,652千円の赤字となり、前年の経常利益から大幅に悪化しました。これは鉄塔取得費用やファイナンスコストの増加によるものです。また、当期純損失は1,602,810千円となり、デジタルポール資産の減損損失が主な要因となっています。

リスクについて

• 競合他社の参入による市場競争の激化
• シンジケートローン契約の財務制限条項に抵触するリスク
• 技術革新への適応失敗による市場からの需要喪失のリスク
• サービス欠陥や自然災害による事業停止リスク
• 原材料価格の変動によるコスト増大のリスク
• システムトラブルへの対応
• 特定の調達先への依存リスク
• 固定資産の減損リスク
• 海外事業展開によるカントリーリスク
• 日本電信電話株式会社との資本・業務提携によるリスク

まとめ

当社の業績は、国内外のインフラシェアリング事業の成長により売上高が増加していますが、その一方で、ファイナンスコストや減損損失により収益性が悪化しています。タワー事業や5G IBS事業の拡大が今後の成長の鍵となるため、これらのエリアでの積極的な投資が期待されます。

リスク要因も多岐にわたり、特に競合他社の動向や技術革新への対応が重要です。全体的な見通しとしては、積極的な事業展開を続けることで長期的な成長が期待できるものの、短期的には不透明な要素も多いと考えられます。

AI判定による類似企業・競合TOP10

No.1	株式会社クロップス
No.2	株式会社トーエネック
No.3	ベイシス株式会社
No.4	神田通信機株式会社
No.5	フューチャー株式会社
No.6	大井電気株式会社
No.7	ジャパニアス株式会社
No.8	シンデン・ハイテックス株式会社
No.9	応用技術株式会社
No.10	株式会社セキュアヴェイル

※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。