2023-06-28有価証券報告書 シャープ株式会社

企業名	シャープ株式会社
URL	https://corporate.jp.sharp/
業種	電気機器
決算日	3月31日
資本金（百万円）	5000.0
所在地	堺市堺区匠町１番地

企業概要

当社グループは、親会社である鴻海精密工業股份有限公司、連結子会社118社及び持分法適用会社17社を中心に構成され、電気通信機器・電気機器及び電子応用機器全般並びに電子部品の製造・販売を主な事業内容としています。

各事業の内容と状況

当社グループは以下の主要なセグメントに分けられます。

• スマートライフ: 冷蔵庫、エアコン、洗濯機などの製品を扱い、主にシャープ株式会社およびその関連企業で構成されています。現状として、特に海外市場での競争力を強化しています。
• 8Kエコシステム: テレビ、オーディオ、デジタル複合機など。特にインフォメーションディスプレイやオフィス関連のビジネスソリューションが伸びています。
• ICT: 携帯電話機、パソコン、タブレット端末など。これまでのところ、スマートフォンの販売が堅調です。
• ディスプレイデバイス: ディスプレイモジュールや車載カメラなど。車載向けのパネルが好調ですが、全体として市況悪化の影響を受けています。
• エレクトロニックデバイス: カメラモジュール、センサモジュールなど。新規顧客の獲得に成功し、成長しています。

従業員について

セグメントの名称	従業員数(人)
スマートライフ	7546
8Kエコシステム	17715
ICT	3383
ディスプレイデバイス	9951
エレクトロニックデバイス	6069
全社(共通)	1536
合計	46200

関連企業

• シャープマーケティングジャパン株式会社
• シャープエネルギーソリューション株式会社
• シャープディスプレイテクノロジー株式会社
• Dynabook株式会社
• 堺ディスプレイプロダクト株式会社

業績

指標	2022年3月	2023年3月	前期比(%)
売上高 (百万円)	24,955,88	25,481,17	+2.1%
経常利益 (百万円)	114,964	-30,487	-126.5%
親会社株主に帰属する当期純損益 (百万円)	73,991	-260,840	-457.4%
純資産額 (百万円)	469,269	222,362	-52.6%
総資産額 (百万円)	1,956,288	1,772,961	-9.4%

各指標の増減について

売上高は前年より2.1%増加し、25,481,17百万円となりました。スマートライフ、8Kエコシステム、ICTおよびエレクトロニックデバイスが伸長しましたが、ディスプレイデバイスの売上が減少しました。

経常利益は前年度に比べて126.5%減少の30,487百万円の損失。大型ディスプレイ事業の減損損失220,553百万円が主な原因です。

親会社株主に帰属する当期純損失は260,840百万円となり、前年の73,991百万円の利益から457.4%減少しました。

純資産額、総資産額もそれぞれ52.6%、9.4%減少し、企業全体の財務体制に影響を及ぼしました。

リスクについて

世界市場の動向・海外事業について: ウクライナ情勢や世界的なインフレが影響することが懸念されます。
為替変動の影響について: 海外売上高が68.6%を占めるため為替変動による影響が大きい。
特定の事業・製品・顧客に対する依存について: デバイス事業の売上が全体の50%を占めるため特定顧客の動向がリスクとなります。
親会社グループとの関係について: 親会社の戦略変更が当社に影響を及ぼすリスクがあります。

まとめ

当社は、特にディスプレイデバイス事業における大幅な減損損失が原因となり、全体的な経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益が大幅に減少しています。しかし、売上高は増加しており、スマートライフやエレクトロニックデバイスの成長が見込まれます。全体的には、企業としての一時的な低迷期を迎えているが、成長セグメントも存在しており、リスク管理と戦略的な投資が鍵となるでしょう。

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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。