有価証券報告書解説

企業概要

当社は、資材・DIY・園芸用品、生活用品、家具・ホームファッション用品の販売を主たる事業としており、九州・中国地区を中心に店舗を展開しています。2023年3月31日現在、合計359店舗を運営しています。

各事業の内容と状況

企業は、以下の内容と現状について報告しています。

資材・DIY・園芸用品

主力の園芸用品が好調に推移しており、売上高は937億42百万円(-1.5%)となりました。

生活用品

季節用品が好調である一方、家庭用品や日用品が苦戦し、売上高は512億28百万円(-1.5%)となりました。

家具・ホームファッション用品

冬季のコタツ販売が好調であったものの、小物家具やフロアカバリングなどが全般的に苦戦し、売上高は395億67百万円(-4.6%)となりました。

その他

自転車やペット用品が好調であったものの、カー用品が苦戦し、売上高は177億20百万円(-1.2%)となりました。

従業員について

従業員数(人)	平均年齢(歳)	平均勤続年数(年)	平均年間給与(円)
1,366 (5,253)	39.7	17.6	5,919,124

労働組合の状況

ＵＡゼンセン同盟ナフコチェーン労働組合が結成されており、2023年3月31日現在における組合員数は945人です。労使関係は安定しています。

管理職に占める女性労働者の割合(％)	男性労働者の育児休業取得率(％)	賃金の男女差異(全労働者)	賃金の男女差異(正規雇用)	賃金の男女差異(パート・有期)	補足説明
1.3%	2.5%	53.7%	73.7%	91.7%	属性（勤続年数、役職等）が同じ男女労働者間での賃金の差異はありません。

関連企業

当社は、非連結子会社2社を有しておりますが、重要性が乏しいため記載を省略しております。

業績

	当期	前期比(%)
売上高	2,022億59百万円	-2.1%
営業利益	92億19百万円	-23.2%
経常利益	96億61百万円	-23.2%
当期純利益	56億39百万円	-29.2%

各指標の増減について

売上高、営業利益、経常利益、当期純利益いずれも減少しています。これは、新型コロナウイルス感染対策商品や巣ごもり関連商品の需要低下の影響、円安、原材料価格の高騰などが主な要因とされています。

リスクについて

当社特有のリスクとして、以下の点が挙げられます。

• 法的規制による出店計画の影響
• 競合他社との競争
• 個人情報の保護のリスク
• 天候要因による業績の変動
• 感染症拡大のリスク
• 情報セキュリティーのリスク

まとめ

総じて、当事業年度における当社の業績は厳しい状況にあります。各指標は減少しており、新型コロナウイルスや円安、原材料価格の高騰が影響しています。今後の見通しとしては、季節商品の売上が好調である一方で、競争が激化していることから、さらなる事業の強化が求められるでしょう。当社は、売上高経常利益率5.0%以上を目標としていますが、引き続き厳しい環境が予想されます。