2023-06-23有価証券報告書 株式会社ペルセウスプロテオミクス

企業名 株式会社ペルセウスプロテオミクス
URL https://www.ppmx.com/
業種 医薬品
決算日 3月31日
資本金(百万円) 1939.0
所在地 目黒区駒場四丁目7番6号






有価証券報告書の解説


企業概要

当社は東京大学先端科学技術研究センター・システム生物医学ラボラトリー(LSBM)で開発された蛋白質発現・抗体作製技術を基盤として、
診断・創薬標的に対する抗体の医療への活用を目指して設立されました。主にがん及びその他の疾患の治療用医薬品の研究開発を行っております。
技術力を背景に、特許取得した独自の抗体スクリーニング技術を用いて、より効果的な治療薬を開発しています。

各事業の内容と状況

当社は医薬品事業の単一セグメントで事業を展開しています。主に以下の3つの分野に焦点を当てています。

  • 創薬:高機能抗体の取得とそれを基にした医薬品候補の開発。
  • 抗体研究支援:アカデミアや製薬企業に対する抗体研究支援。
  • 抗体・試薬販売:研究用抗体や試薬の製造販売。

従業員について

従業員数 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与
24人 45.5歳 8.2年 6,490,446円

関連企業

該当事項はありません。

業績

項目 2023年度 2022年度 前期比 (%)
売上高 94,201千円 71,932千円 +31.0%
営業損失 697,769千円 472,195千円 -47.7%
経常損失 689,604千円 481,681千円 -43.2%
当期純損失 786,999千円 599,023千円 -31.3%

各指標の増減について

売上高は前年同期比で31.0%増加しましたが、営業損失、経常損失、当期純損失はそれぞれ増加しました。これには抗体医薬品の開発に要する多額の研究開発費が主たる要因として挙げられます。

リスクについて

当社の事業には以下のようなリスクがあります:

  • 新薬開発は非常に長期的なプロジェクトであり、その成功確率も低い。
  • 技術革新や市場競争の激化により、開発途中での技術陳腐化や競争優位性の喪失が懸念される。
  • 外部委託先との連携におけるリスク、例えば委託先での事故や経営状態の悪化。
  • 規制環境の変化や医療費抑制政策による影響。

まとめ

当社は独自の抗体技術を駆使し、がんやその他の疾患の治療用医薬品の開発に注力しています。しかし、研究開発に要する費用が大きく、収益化までに長い期間が必要です。業績は売上高の増加が見られるものの、未だ営業損失が大きく、経営の健全化には課題が残ります。アナリストとしての見解からは、現状はやや苦境にありつつも、将来的な成果が期待できる企業として評価します。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。