| 企業名 | 日本出版貿易株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.jptco.co.jp/ |
| 業種 | 卸売業 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 430.0 |
| 所在地 | 千代田区神田猿楽町一丁目５番１５号 |
企業概要
この企業は、多国籍の出版物や雑貨の輸出・輸入を行う企業グループで、子会社4社とその他の関連会社1社で構成されています。事業は出版物・雑貨輸出、洋書、メディア、不動産賃貸の4つに分かれています。
各事業の内容と状況
以下に各事業内容とその現状、見通しを示します。
- 出版物・雑貨輸出事業：和書籍、雑貨などを販売しており、特に海外市場で強い事業です。
- 洋書事業：主に英語学習書などを販売。コロナ禍によるオンライン化が進む中、増収が期待されます。
- メディア事業：主に音楽CDやDVDを扱います。K-POPの売上が好調です。
- 不動産賃貸事業：主にオフィスビルの賃貸です。現在は本社建替えにより減収。将来的に増収期待。
- 海外子会社事業：主に日本の出版物や雑貨を各国で販売している部門。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数（名） | 平均臨時雇用者数（名） |
|---|---|---|
| 出版物・雑貨輸出事業 | 12 | 18 |
| 洋書事業 | 23 | 11 |
| メディア事業 | 17 | 23 |
| 不動産賃貸事業 | 1 | – |
| 海外子会社事業 | 13 | 11 |
| 全社（共通） | 14 | 3 |
| 合計 | 80 | 66 |
関連企業
| 名称 | 住所 | 資本金 | 主要事業 |
|---|---|---|---|
| JPT AMERICA, INC. | California, U.S.A. | US$ 1,250,000 | 海外子会社事業 |
| JPT EUROPE LTD. | London, U.K. | ￡ 350,000 | 海外子会社事業 |
| HAKUBUNDO, INC. | Hawaii, U.S.A. | US$ 253,350 | 海外子会社事業 |
業績
| 回次 | 決算年月 | 売上高（千円） | 経常利益（千円） | 当期純利益（千円） | 純資産額（千円） | 総資産額（千円） |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第78期 | 2019年3月 | 8,766,870 | 116,153 | 67,199 | 1,512,393 | 6,252,864 |
| 第79期 | 2020年3月 | 8,852,015 | 165,150 | 108,644 | 1,580,672 | 5,987,747 |
| 第80期 | 2021年3月 | 9,493,224 | 234,995 | 157,109 | 1,721,579 | 6,487,547 |
| 第81期 | 2022年3月 | 10,736,162 | 453,340 | 94,247 | 1,837,040 | 7,093,094 |
| 第82期 | 2023年3月 | 10,909,090 | 458,955 | 248,511 | 2,134,578 | 7,193,973 |
各指標の増減について
主要な経営指標の増減については以下の理由があります：
- 売上高の増加要因には日本国外での需要増加と新規顧客の獲得が寄与。
- 経常利益と当期純利益の増加は、営業利益の改善と円高の影響が加わったことが要因。
- 純資産額と総資産額の増加は、利益剰余金の増加と投資資産の増加が寄与。
リスクについて
- 外国為替相場の変動：円高が収益にネガティブな影響を与える可能性。
- 電子化の進展：伝統的出版物の需要減少による影響。
- 子会社の業績：海外子会社の業績が悪化するとグループ全体に影響。
- 輸送手段のリスク：国際情勢や自然災害が輸送に影響を与える可能性。
- 情報管理リスク：情報漏洩に対する対策が重要。
- 法的規制：各種規制や訴訟に対処するためのリスク管理が必要。
- 少子化：教育関連出版物の需要減少リスク。
- 感染症リスク：COVID-19などの感染症による業務影響。
まとめ
この企業の業績は堅調であり、特に売上高と純利益において顕著な成長が見られます。現在のリスク要因を考慮しつつも、総じて将来の見通しは良好です。特に新規市場への拡大努力が継続されれば、更なる成長が期待されます。
プロフェッショナルな見地から見て、短期および中長期的な投資先として魅力的な企業と言えるでしょう。
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