企業名 | ジーエルサイエンス株式会社 |
---|---|
URL | https://www.gls.co.jp/ |
業種 | 精密機器 |
決算日 | 3月31日 |
資本金(百万円) | 1207.0 |
所在地 | 新宿区西新宿六丁目22番1号 |
企業概要
当社グループは、当社及び子会社10社並びに関連会社2社から構成され、以下の三つの事業を展開しています。
各事業の内容と状況
分析機器事業: ガスクロマトグラフ、液体クロマトグラフの装置・消耗品などの開発・製造・販売を行っています。日本国内外の複数の子会社がそれぞれ特定の地域・機能を担当しています。
半導体事業: 半導体用石英治具および材料、光学研磨、分光光度計用石英セル等の製造・販売を行っており、子会社が他の国で製造や販売を担っています。この事業は特に技術革新が求められるため、関連企業とのパートナーシップも重視しています。
自動認識事業: 非接触ICカードを使用した機器の製造・販売を行っており、特に入退室管理システムなどが主力製品として挙げられます。この分野の技術進化も急速で、新製品の開発に重点を置いています。
従業員について
連結会社における従業員数(2023年3月31日現在)
セグメントの名称 | 従業員数(名) |
---|---|
分析機器事業 | 502(74) |
半導体事業 | 598(13) |
自動認識事業 | 44(2) |
合計 | 1,144(89) |
提出会社における従業員状況(2023年3月31日現在)
従業員数(名) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
---|---|---|---|
452(48) | 43.0 | 18.7 | 6,882 |
関連企業
主な関連企業としては、以下のような企業が挙げられます。
- 株式会社フロム: 理化学機器及び省力機器の開発・製造販売
- GL Sciences B.V.(オランダ): クロマトグラフ関連製品の製造と販売
- テクノクオーツ株式会社: 半導体用石英治具及び材料等の製造・仕入・販売
業績
連結会計年度の業績概要は以下の通りです。
2022年 | 2023年 | 前期比(%) | |
---|---|---|---|
売上高(百万円) | 33,119 | 38,679 | +16.8 |
営業利益(百万円) | 4,806 | 6,034 | +25.5 |
営業利益率(%) | 14.5 | 15.6 | +1.1 |
各指標の増減について
業績が大きく向上した背景には、半導体事業における需要増加、新技術の導入、営業力の強化が挙げられます。特に半導体用石英治具の需要が26.9%増加し、営業利益は28.7%増加しています。一方で、自動認識事業は営業利益が減少しましたが、売上高は堅調に推移しています。
リスクについて
当社の主なリスクには以下のものがあります。
- 経済環境の変動によるリスク
- 為替変動によるリスク:為替予約取引による軽減策を実施中
- 特定の販売先への依存度が高いリスク
- 特定の仕入先への依存度が高いリスク
- 新製品開発に関するリスク
- 製造物責任に関するリスク
- 政治・経済状況の変動に関するリスク
- 自然災害や事故、情報セキュリティに関するリスク
まとめ
全体として、当社グループは分析機器事業、半導体事業、自動認識事業を堅調に推進しています。特に半導体事業においては、世界的な需要増加に支えられ、顕著な業績向上を見せました。現時点での経営状況と今後の見通しも好調であり、グローバルでの市場拡大と新技術の導入による更なる成長が期待されます。しかしながら、特定の販売先、仕入先への依存や、為替リスクなどの潜在的なリスクにも注意が必要です。
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