企業名 | 三櫻工業株式会社 |
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URL | https://www.sanoh.com/ja/ |
業種 | 輸送用機器 |
決算日 | 3月31日 |
資本金(百万円) | 3481.0 |
所在地 | 渋谷区渋谷三丁目6番6号 |
企業概要
三櫻工業株式会社およびそのグループ会社は、主に自動車部品(スチールチューブの応用加工製品)や電器部品の製造・販売を行っています。特に、自動車内燃機関の部品加工を中心に事業を展開し、国内外で幅広い市場シェアを持っています。
各事業の内容と状況
三櫻工業は以下の事業セグメントで構成されています。
- 日本: 自動車部品の製造・販売を行い、国内市場に供給。
- 北南米: アメリカ、カナダ、ブラジル、メキシコで自動車部品の製造・販売を実施。
- 欧州: 英国、ドイツ、フランス、ハンガリーなどで自動車部品を製造し、現地市場へ供給。
- 中国: 広州、無錫、武漢など多数の拠点で自動車部品の製造・販売を実施。
- アジア: タイ、インド、インドネシアなどで自動車部品の製造・販売を行い、現地市場に供給。
2023年3月期の売上高は、半導体不足や原材料価格の高騰などの影響を受けつつも、地域ごとの回復傾向により増加しました。しかしながら、各セグメントの収益は固定費の上昇や生産混乱の影響などで減少しました。
従業員について
セグメントの名称 | 従業員数(人) | 平均臨時雇用者数(人) |
---|---|---|
日本 | 1,328 | 989 |
北南米 | 2,155 | 23 |
欧州 | 1,208 | 50 |
中国 | 1,254 | 585 |
アジア | 1,781 | 2,382 |
合計 | 7,726 | 4,029 |
提出会社(本社)の従業員数は1,131人、平均年齢は43歳4ヵ月、平均勤続年数は17年で、平均年間給与は6,035,203円です。
関連企業
三櫻工業グループには主要な子会社として、以下の企業があります。
- フルトンプロダクツ工業(茨城県):自動車部品の製造
- サンオーアメリカ(米国):自動車部品の製造・販売
- ガイガーオートモーティブ(ドイツ):自動車部品の製造
業績
決算年月 | 2019年3月 | 2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 |
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売上高(百万円) | 140,456 | 142,707 | 113,657 | 115,940 | 137,692 |
経常利益(百万円) | 1,435 | 4,725 | 3,766 | 2,584 | 1,490 -42.3% |
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | △8,525 | 2,177 | 3,630 | 1,009 | △907 -189.9% |
包括利益(百万円) | △10,103 | 963 | 3,146 | 7,385 | △197 -102.7% |
純資産額(百万円) | 34,646 | 33,972 | 35,478 | 41,682 | 39,911 |
総資産額(百万円) | 102,152 | 94,598 | 86,860 | 96,437 | 97,280 |
1株当たり当期純利益(円) | △234.24 | 59.82 | 100.16 | 27.91 | △25.12 |
自己資本比率(%) | 30.33 | 32.02 | 37.67 | 40.07 | 37.55 |
各指標の増減について
2023年3月期の売上高は前年同期比で18.8%増加しました。これは、前年度の半導体不足による影響からの回復や円安の為替換算効果によるものです。しかし、経常利益は前年同期比で42.3%減少し、1,490百万円となりました。これは、原材料価格や輸送費の高騰、人件費の上昇などの固定費の急増が主な要因です。
リスクについて
三櫻工業には以下のリスク要因があります。
- 経済変動リスク:経済状況の変動により、収益に大きな影響が出る可能性があります。
- 受注変動リスク:主要顧客である自動車メーカーの生産調整による受注変動リスク。
- 為替変動リスク:海外売上高の割合が高いため、為替レートの変動が財務状況に影響します。
- 製品の欠陥リスク:自動車部品の品質問題によるリコールなどのリスクが存在します。
- 自然災害リスク:地震や台風などの自然災害が事業活動に影響を及ぼす可能性があります。
まとめ
総じて、三櫻工業の2023年3月期は売上高は大きく増加しましたが、固定費の増加や生産混乱の影響により経常利益は大幅に減少しました。同社はサーマル・ソリューション事業の拡大や次世代コア事業の創出に向けて積極的に取り組んでおり、将来的には新しい成長機会を見出すことが期待されます。
現状としては、不安定な市況と固定費の高騰が課題であり、経費削減や効率化が求められます。ただし、中長期的には既存事業の深化や新事業の創出次第で更なる成長を見込むことができます。
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