株式会社MFSの業績を有価証券報告書から分析2024-09-26

相対年度 2期前 前期 当期 前期比(%)
項目名        
PBR
PER(株価収益率)
ROA(総資産利益率) -7.69 -5.0
ROE(自己資本利益率)
売上高利益率 -9.30 -6.40
純利益 -150百万円 -122百万円
売上高 844百万円 1,608百万円 1,890百万円 17.5
純資産 100百万円 1,189百万円 2,061百万円 73.4
総資産 926百万円 1,944百万円 2,421百万円 24.5

株価の割安性:割安

この企業のPERとPBRの具体的な値は提供されていませんが、業績から推測すると割安と判断されます。特に、売上高が前期比17.5%増加し、純資産が73.4%増加している一方で、純利益は依然として赤字であることが要因です。ROAが-5.0%、売上高利益率が-6.40%といった指標も低迷しており、収益性の改善が必要です。これらの要因から、投資家は将来の成長性に対して慎重な姿勢を取っている可能性が高く、株価は割安と見られます。

収益性:低い

当期のROAは-5.0%、売上高利益率は-6.40%です。これらの数値を基に収益性を評価すると、ROAは5%を大きく下回り、売上高利益率もマイナスであるため、収益性は低いと判断できます。ROEのデータは提供されていませんが、他の指標からも収益性が低いことが明らかです。

収益性が低い要因として、以下の点が挙げられます。まず、売上高は前期比17.5%増加しているものの、依然として経常損失や純損失が続いていることが影響しています。特に、広告宣伝費や人件費などの先行投資が大きく、これがコストを押し上げていると考えられます。また、INVASE事業における収益性の低下も全体の収益性に影響を与えています。これらの要因を踏まえ、収益性の向上にはコスト管理の強化や高収益案件の獲得が必要です。

業績のトレンド:好調

この企業の業績トレンドは「好調」と判断されます。売上高は前期比17.5%増加し、1,890百万円に達しています。純資産も73.4%増加し、2,061百万円となっています。これらの数値は、企業が成長を遂げていることを示しています。

要因としては、主力事業である「モゲチェック」事業の成長が大きく寄与しています。モゲチェック事業の売上高は前期比43.4%増加し、セグメント利益も93.2%増加しています。また、オンライン広告の強化やメディア露出による集客拡大がユーザー登録数の増加に繋がっています。一方で、INVASE事業は売上高が前期比25.1%減少しており、セグメント損失も拡大していますが、全体的な売上と利益の増加から見て、企業の成長トレンドは依然として強いと判断できます。

株式会社MFSの概要や事業内容など

企業名 株式会社MFS
URL https://www.mortgagefss.jp/
業種 nan
決算日 6月末日

企業概要

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、創業以来、「テクノロジーと分析の力でユーザーにパワーを」をミッションに掲げ、「真にユーザーサイドに立った新しいフィナンシャルサービスを作る」をビジョンとしています。主要なサービスとして、住宅ローンの借り入れや借り換えを支援する「モゲチェック」事業と、投資用不動産の仲介を行う「INVASE」事業を展開しています。当社は、住宅ローン及び不動産投資用ローンの媒介、投資用不動産の媒介を主な事業として取り組んでいます。また、住宅ローンの手続きにおけるユーザーの負担を軽減し、最適な条件での借り入れをサポートするために、テクノロジーを活用したプラットフォームを提供しています。連結子会社として、コンドミニアム・アセットマネジメント株式会社があり、主にINVASE事業を担当しています。2024年6月21日に東京証券取引所グロース市場に上場しました。

事業内容

当社グループは、住宅ローンの借り入れや借り換えを支援する「モゲチェック」事業と、投資用不動産の仲介を行う「INVASE」事業を展開しています。「モゲチェック」事業では、ウェブサービス及びスマートフォン向けアプリを通じて、住宅購入予定者に対する住宅ローンの媒介を行い、ユーザーの住宅ローン審査申込に際して審査申込先銀行と契約している広告代理店より広告宣伝費を受領しています。また、住宅ローンの媒介に係る顧客獲得のためにオンラインマーケティングを中心とした広告戦略を展開しています。「INVASE」事業では、投資用物件購入予定者に対する投資用不動産の仲介を行い、ユーザーの情報及び銀行の不動産投資用ローンに係る審査ロジックを分析の上、不動産投資用ローンの借入可能額を提示しています。当社グループは、テクノロジーを活用して住宅ローンや不動産投資に関するユーザーの負担を軽減し、最適な条件での借り入れや投資をサポートすることを目指しています。また、提携不動産会社や保険代理店等との連携を強化し、ユーザーに対するサービスの認知度向上と利用促進を図っています。