相対年度 | 4期前 | 3期前 | 2期前 | 前期 | 当期 | 前期比(%) |
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項目名 | ||||||
PBR | ー | ー | ー | 4.22 | 3.18 | -24.6 |
PER(株価収益率) | ー | 94.5 | ー | 149.60 | 31.10 | -79.2 |
ROA(総資産利益率) | ー | ー | ー | 1.20 | 4.40 | 266.7 |
ROE(自己資本利益率) | -64.59 | 5.80 | -7.0 | 3.0 | 11.5 | 283.3 |
売上高利益率 | ー | ー | ー | 0.69 | 2.20 | 214.3 |
純利益 | ー | ー | ー | 302百万円 | 1,249百万円 | 313.6 |
売上高 | 30,564百万円 | 30,950百万円 | 34,401百万円 | 42,890百万円 | 56,085百万円 | 30.8 |
純資産 | ー | ー | 4,756百万円 | 10,690百万円 | 12,187百万円 | 14.0 |
総資産 | 24,157百万円 | 22,235百万円 | 22,168百万円 | 24,301百万円 | 28,141百万円 | 15.8 |
株価の割安性:割安
この企業は、PERが31.10倍、PBRが3.18倍と市場平均を上回っていますが、特にPERが前期の149.60倍から大幅に低下しており、割安と判断されます。割安の要因としては、純利益の大幅な増加(313.6%増)や、売上高の30.8%増加、ROEの11.5%への改善が挙げられます。これらの要素が企業の収益性を高め、投資家からの評価を見直すきっかけとなっています。
収益性:高い
当期のROEは11.5%、ROAは4.4%、売上高利益率は2.2%です。これらの数値を基に収益性を評価すると、ROEは10%を超えており収益性は高いと判断できます。ROAは5%を下回っていますが、前期比で大幅に改善しています。
収益性が高い要因として、以下の点が挙げられます。まず、売上高が前年同期比30.8%増加し、特にリテール事業が44.2%の増収を記録しています。大型旗艦店「@cosme OSAKA」のオープンやECイベントの成功が大きく寄与しています。また、マーケティング支援事業も11.9%の増収を達成しており、広告ソリューションの需要増加が見られます。これらの事業の成長が、収益性の向上に大きく貢献しています。
業績のトレンド:好調
この企業の業績トレンドは好調と判断できます。売上高は前期比30.8%増加し、56,085百万円に達しています。純利益は341.2%増加し、1,214百万円となっています。ROAやROEも大幅に改善しており、特にROEは前期の3.0%から当期の11.5%に急上昇しています。また、売上高利益率も214.3%増加しており、利益率の向上が顕著です。
要因としては、国内のマーケティング支援事業およびリテール事業が業績を牽引していることが挙げられます。特に、リテール事業では新規オープンした大型旗艦店「@cosme OSAKA」やECイベントの成功が大きく寄与しています。また、マーケティング支援事業でも広告ソリューションの受注増加が見られます。一方、グローバル事業は減収となりましたが、全体的な売上と利益の増加から見て、企業の成長トレンドは依然として強いと判断できます。
株式会社アイスタイルの概要や事業内容など
企業名 | 株式会社アイスタイル |
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URL | https://www.istyle.co.jp/ |
業種 | 情報・通信業 |
決算日 | 6月30日 |
企業概要
当社グループは、株式会社アイスタイルを中心に、連結子会社18社及び関連会社で構成されており、化粧品・美容業界に特化した業界横断型のサービスを展開しています。主要な連結子会社には、株式会社アイスタイルリテール、株式会社アイスタイルトレーディング、株式会社アイスタイルキャリアなどが含まれます。これらの企業は、コスメ・美容の総合サイト「@cosme」の運営を基盤とし、広告ソリューション、ECサイト運営、店舗運営、人材派遣など多岐にわたる事業を展開しています。特に「@cosme」は、国内女性人口の3分の1を超える月間ユーザーを持つ人気サイトであり、当社グループの中核を成しています。近年では、海外展開も積極的に進めており、グローバル市場での事業拡大を目指しています。
事業内容
当社グループの事業は以下の4つのセグメントに分かれています。
1. マーケティング支援事業: コスメ・美容の総合サイト「@cosme」を基盤とし、化粧品ブランド向けの広告ソリューションを提供しています。店頭でのポップアップイベントやオンライン広告など、多岐にわたるサービスを展開しています。
2. リテール事業: 化粧品ECサイト「@cosme SHOPPING」の運営や、化粧品専門店「@cosme STORE」、大型旗艦店「@cosme TOKYO」などの店舗運営を行っています。ECサイトでは、特別イベントや限定品の販売が好調で、店舗運営も新規オープンや既存店の成長が見られます。
3. グローバル事業: 日本国外でのEC・卸売、店舗運営、メディアサービスを展開しています。香港や韓国、中国などでの事業展開を行っており、特に香港店舗が健闘していますが、中国越境ECや韓国事業の不調も見られます。
4. その他事業: 美容部員の派遣やユーザー向けのBtoC課金サービス、創業間もない企業への投資育成事業を行っています。人材派遣事業では派遣人員の不足が課題となっていますが、利益率の高い案件の獲得により増益を達成しています。
これらの事業を通じて、当社グループはコスメ・美容業界における総合的なプラットフォームとして成長を続けています。