企業名 | 株式会社QPS研究所 |
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URL | https://i-qps.net/ |
業種 | 情報・通信業 |
決算日 | 5月末日 |
資本金(百万円) | 1939.0 |
所在地 | 福岡市中央区天神一丁目15番35号 |
企業概要
当社は、人工衛星による地球観測データの取得を主な事業としています。特に、夜間や悪天候時でも観測が可能な小型SAR衛星を開発・製造し、地球観測データ及び画像の提供を行っています。経営理念は「宇宙の可能性を広げ、人類の発展に貢献する」であり、将来的には36機の小型SAR衛星によるコンステレーションを構築し、地球上のほぼどこでも10分間隔で観測できる世界を目指しています。
各事業の内容と状況
当社の主な事業は「地球観測衛星データ事業」です。2019年から2024年にかけて、複数の小型SAR衛星を打ち上げ、現在は6号機、5号機、7号機の3機によるコンステレーションを構築しています。これにより、画像販売事業が本格化しています。
従業員について
従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
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51 | 43.5 | 2.8 | 5263 |
当社は労働組合を結成していませんが、労使関係は円満です。また、管理職に占める女性労働者の割合や男性労働者の育児休業取得率については公表義務の対象外です。
関連企業
該当事項はありません。
業績
項目 | 当期 | 前期比(%) |
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売上高(千円) | 1,653,963 | 344.5% |
営業利益(千円) | 341,256 | – |
経常利益(千円) | 207,887 | – |
当期純損失(千円) | -427,028 | – |
各指標の増減について
売上高は官公庁向けの売上増加により大幅に増加しました。営業利益と経常利益もプラスに転じましたが、6号機の減損処理により当期純損失が発生しました。
今後の見通し
項目 | 今後の見通し | 当期比(%) |
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売上高(千円) | 2,000,000 | +21% |
営業利益(千円) | 500,000 | +46% |
経常利益(千円) | 300,000 | +44% |
当期純利益(千円) | 100,000 | – |
見通しの増減について
今後の見通しとしては、官公庁向けの売上増加と新たな商用機の打ち上げにより、売上高や利益の増加が見込まれています。
主要なリスク
当社の主要なリスクとしては、以下の点が挙げられます。
- 市場の成長ペースが予想よりも遅い場合、事業及び業績に影響を与える可能性があります。
- 競合企業の技術革新や新規参入により、競争力が低下するリスクがあります。
- 衛星打上げの失敗や運用中の不具合により、事業及び業績に影響を与える可能性があります。
- 法規制の変更や新たな規制の導入により、事業運営に制約が生じるリスクがあります。
- 為替相場の変動により、仕入コストが増加するリスクがあります。
まとめ
当社は、人工衛星による地球観測データ事業を展開しており、特に官公庁向けの売上が好調です。今後も新たな商用機の打ち上げや市場拡大により、売上高や利益の増加が見込まれています。一方で、競合企業の技術革新や市場の成長ペース、法規制の変更などのリスクも存在します。総じて、現状は好調であり、今後の成長も期待できると評価します。