2024-08-29有価証券報告書 小津産業株式会社

企業名 小津産業株式会社
URL https://www.ozu.co.jp/
業種 卸売業
決算日 5月31日
資本金(百万円) 1322.0
所在地 中央区日本橋本町三丁目6番2号







有価証券報告書の解説

企業概要

この企業は、不織布製品の加工・販売を主たる事業としています。経営方針としては、「より清潔・より快適」を提供することを目指し、社会のニーズに応える製品・サービスを提供することで社会の発展に貢献することを掲げています。経営環境としては、ロシアのウクライナ侵攻や中東情勢の緊迫化、中国経済の低迷などが影響しています。課題としては、生産機能の具備、新用途・新機能の開発、新規事業の探索強化が挙げられます。

各事業の内容と状況

企業は不織布事業を中心に展開しており、エレクトロニクス用、コスメティック用、メディカル用、産業資材用、除染用の不織布製品を販売しています。連結子会社であるオヅテクノ株式会社や株式会社旭小津では不織布製品の加工を行い、株式会社ディプロでは製造・販売を行っています。また、日本プラントシーダー株式会社では農業用資材・機材の製造・販売を行っています。

従業員について

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
99 42.9 14.7 6612

従業員数は99人で、平均年齢は42.9歳、平均勤続年数は14.7年、平均年間給与は6612千円です。

関連企業

主要な関連企業として、オヅテクノ株式会社、日本プラントシーダー株式会社、株式会社ディプロ、小津(上海)貿易有限公司、エンビロテックジャパン株式会社、株式会社旭小津、アズフィット株式会社があります。

業績

指標 2023年5月 2024年5月 前期比(%)
売上高(千円) 10368090 10125691 -2.3%
経常利益(千円) 590032 704846 +19.5%
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 383943 546350 +42.3%

各指標の増減について

売上高は前期比2.3%減少しましたが、経常利益は19.5%増加し、親会社株主に帰属する当期純利益は42.3%増加しました。売上高の減少は主にメディカル分野およびコスメティック分野の販売が低調に推移したことによります。一方、経常利益と純利益の増加は、販売価格の適正化や原材料費の削減が寄与しました。

今後の見通し

指標 2024年5月 2025年5月(予想) 当期比(%)
売上高(千円) 10125691 10500000 +3.7%
経常利益(千円) 704846 750000 +6.4%
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 546350 600000 +9.8%

見通しの増減について

今後の見通しとしては、売上高が3.7%、経常利益が6.4%、親会社株主に帰属する当期純利益が9.8%増加する見込みです。これは、新規事業の探索や新用途・新機能の開発による売上拡大が期待されるためです。

主要なリスク

主要なリスクとしては、以下の点が挙げられます。

  • 素材調達のリスク:取引先からの素材の仕入が滞った場合、製品やサービスを提供できない可能性があります。
  • 製品品質のリスク:製品に不良欠陥が発生した場合、製品回収や製造物責任賠償などの費用が発生する可能性があります。
  • 災害による影響:大規模な地震などの災害により、物流センターや加工場の稼働率が低下する可能性があります。
  • 海外市場の動向:販売を行っている各国において政治、経済、社会情勢の変化が発生した場合、販売活動に支障が生じる可能性があります。
  • 為替相場の変動:輸出または輸入取引の一部は外貨建で行っているため、為替相場の変動による影響を受けます。

まとめ

この企業は、不織布製品の加工・販売を主たる事業としており、経営環境は厳しいものの、経常利益や純利益は増加しています。今後の見通しも明るく、新規事業の探索や新用途・新機能の開発による売上拡大が期待されます。しかし、素材調達や製品品質、災害、海外市場の動向、為替相場の変動などのリスクも存在します。総合的に見て、現状は好調であり、今後の成長も期待できると評価します。


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※有価証券報告書の内容を基に、ChatGPTによる類似企業の判定を行っています。