| 企業名 | 株式会社ニイタカ |
|---|---|
| URL | https://www.niitaka.co.jp/ |
| 業種 | 化学 |
| 決算日 | 5月31日 |
| 資本金（百万円） | 585.0 |
| 所在地 | 大阪市淀川区新高一丁目８番１０号 |
企業概要
この企業は、業務用洗剤や除菌剤、漂白剤、固形燃料などを製造・販売する「ケミカル事業」と、健康食品を販売する「ヘルスケア事業」の2つのセグメントに分かれています。経営方針としては「四者共栄」を掲げ、取引先、ユーザー、株主、社員、社会に対して利益をもたらすことを目指しています。
各事業の内容と状況
ケミカル事業では、業務用洗剤や除菌剤、漂白剤、固形燃料などを取り扱っています。特に、食品工場や食品スーパー向けの製品が多く、最近では農業や歯科分野にも進出しています。ヘルスケア事業では、乳酸菌発酵食品「OM-X」を主力製品としており、国内外での販売が順調に推移しています。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数（人） | （臨時雇用者数） |
|---|---|---|
| ケミカル事業 | 371 | （169） |
| ヘルスケア事業 | 23 | （2） |
| 合計 | 394 | （171） |
平均年齢は44歳1ヶ月、平均勤続年数は15年5ヶ月、平均年間給与は7,859,001円です。
関連企業
主要な関連企業としては、ミッケル化学株式会社（手洗い用水石鹸・建物の床用ワックス等の製造・販売）、新高（福建）日用品有限公司（固形燃料・洗剤洗浄剤の製造）、尼多咖（上海）貿易有限公司（固形燃料・洗剤洗浄剤の販売）などがあります。
業績
| 指標 | 2023年5月期 | 2024年5月期 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 19,504百万円 | 22,739百万円 | +16.6% |
| 営業利益 | 855百万円 | 1,476百万円 | +72.6% |
| 経常利益 | 886百万円 | 1,500百万円 | +69.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 561百万円 | 705百万円 | +25.7% |
各指標の増減について
売上高は、ケミカル事業とヘルスケア事業の両方で増加しました。特に、ケミカル事業では食品工場や食品スーパー向けの製品が好調でした。営業利益と経常利益も大幅に増加しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は、中国子会社の事業撤退損が影響して増加幅が抑えられました。
今後の見通し
| 指標 | 2024年5月期 | 2025年5月期（予想） | 当期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 22,739百万円 | 23,500百万円 | +3.3% |
| 営業利益 | 1,476百万円 | 1,500百万円 | +1.6% |
| 経常利益 | 1,500百万円 | 1,550百万円 | +3.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 705百万円 | 750百万円 | +6.4% |
見通しの増減について
今後の見通しとしては、売上高と利益の増加が予想されています。特に、ケミカル事業での新製品開発や新規チャネルの拡大が期待されています。また、ヘルスケア事業でも国内外での販売拡大が見込まれています。
主要なリスク
主要なリスクとしては、以下の点が挙げられます。
- 特定の市場への依存：フードビジネス業界への依存度が高いため、業界の動向に大きく影響される可能性があります。
- 原材料価格の高騰：石油や天然油脂などの原材料価格が高騰すると、利益が減少するリスクがあります。
- 法的規制：各国の法規制の変更や新たな規制の制定により、業績に影響を受ける可能性があります。
- 品質問題：重大な品質トラブルが発生した場合、業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 自然災害：地震などの自然災害により、生産活動が中断するリスクがあります。
- 取引先の信用リスク：取引先の倒産などにより、債権回収が困難になるリスクがあります。
- 感染症の影響：感染症の流行により、製品の出荷量や業務に影響が出る可能性があります。
- 気候変動：気候変動に伴う規制強化が、業績に影響を及ぼす可能性があります。
- 情報セキュリティ：サイバー攻撃などによる情報漏えいのリスクがあります。
- 人権侵害リスク：人権侵害に該当する事案が発生した場合、社会的信用が損なわれるリスクがあります。
まとめ
この企業は、ケミカル事業とヘルスケア事業の2つのセグメントで成長を続けています。特に、ケミカル事業では食品工場や食品スーパー向けの製品が好調で、ヘルスケア事業でも乳酸菌発酵食品「OM-X」の販売が順調です。今後も新製品開発や新規チャネルの拡大により、売上高と利益の増加が期待されています。ただし、特定の市場への依存や原材料価格の高騰、法的規制などのリスクにも注意が必要です。総合的に見て、現状は好調であり、今後も成長が見込まれます。
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