| 企業名 | 日本オラクル株式会社 |
|---|---|
| URL | https://www.oracle.com/jp/ |
| 業種 | 情報・通信業 |
| 決算日 | 5月31日 |
| 資本金（百万円） | 24935.0 |
| 所在地 | 港区北青山２丁目５番８号 |
企業概要
当社は、米国オラクル・コーポレーションを実質的な親会社とし、同社を中心とする企業集団に属しています。主にクラウド・コンピューティングを含むITシステムの構築・運用用ソフトウェア、ハードウェアの販売やクラウドサービス、関連サービスを提供しています。経営方針として「ITの新しい価値を創造し、お客様の成功と社会の発展に貢献する」を掲げ、テクノロジーを利用した革新を進めています。
各事業の内容と状況
| セグメントの名称 | 事業内容 | 売上高構成比率(%) |
|---|---|---|
| クラウドサービス | ソフトウェアやハードウェアのリソースをインターネットを通じて提供 | 16.0 ⇨ 19.7 |
| ライセンスサポート | ライセンスの更新版や技術サポートを提供 | 46.6 ⇨ 44.8 |
| クラウドライセンス＆オンプレミスライセンス | IT基盤に利用されるソフトウェアのライセンス販売 | 21.1 ⇨ 19.3 |
| ハードウェア・システムズ | ハードウェアの販売と関連ソフトウェア提供 | 7.2 ⇨ 6.9 |
| サービス | 製品の導入支援、包括的な運用管理サービスの提供 | 9.2 ⇨ 9.2 |
従業員について
| 従業員数(名) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(円) |
|---|---|---|---|
| 2257 | 44.2 | 9.9 | 11,609,152 |
関連企業
| 名称 | 住所 | 資本金 | 主要な事業内容 | 議決権の 被所有割合(％) |
|---|---|---|---|---|
| オラクル・コーポレーション | 米国テキサス州 | 32,764百万米ドル | ソフトウェアおよびハードウェアの開発・販売、クラウドサービス、これらに付随するサービスの提供 | 74.2 |
業績
| 指標 | 2023年5月期 | 2024年5月期 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 226,914百万円 | 244,542百万円 | 7.8 |
| 営業利益 | 74,378百万円 | 79,820百万円 | 7.3 |
| 経常利益 | 74,645百万円 | 80,277百万円 | 7.5 |
| 当期純利益 | 52,044百万円 | 55,603百万円 | 6.9 |
各指標の増減について
売上高および各利益指標が前年同期比で増加した理由として、クラウドサービスの需要増加や既存顧客のサービス契約の更新率が高かったためです。また、SaaS、PaaSを含むクラウドコンピューティングの導入促進が業績に寄与しました。
今後の見通し
| 指標 | 2024年5月期 | 2025年5月期（予想） | 当期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 244,542百万円 | 260,000百万円 | 6.3 |
| 営業利益 | 79,820百万円 | 85,000百万円 | 6.5 |
| 経常利益 | 80,277百万円 | 86,000百万円 | 7.1 |
| 当期純利益 | 55,603百万円 | 60,000百万円 | 7.9 |
見通しの増減について
今後の見通しにおいても、クラウドサービスの需要増加が見込まれ、AIおよび機械学習技術を利用した新製品の投入が業績拡大に寄与すると予想されます。また、日本市場でのレガシー・システムのモダナイゼーションおよび各種新たなクラウドサービスの導入促進が今後の業績向上を後押しします。
主要なリスク
当社が直面するリスクとして、以下の点が挙げられます：
- オラクル・コーポレーションへの依存: 親会社であるオラクルの製品および技術に大きく依存しているため、同社の経営戦略の変動は当社に直接影響します。
- クラウド事業のセキュリティリスク: 自然災害やサイバー攻撃によるシステム障害、データ漏洩等が発生した場合、顧客からの損害賠償請求等により財務状況に影響を与える可能性があります。
- 競争激化: 情報サービス産業は競争が激しく、新しい製品やサービスが市場に投入されることで当社の競争力が低下するリスクがあります。
まとめ
オラクル・コーポレーションの日本子会社として、当社はクラウドサービスおよびライセンスサポート事業を中心に、強固な基盤を築いています。2024年5月期の業績は順調で、今後もクラウドサービスの強化、新たなAI技術の導入が期待され、成長が見込まれます。ただし、親会社への依存やクラウド事業のセキュリティリスク、業界の競争激化に注意が必要です。
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