2024-08-22有価証券報告書 Cocolive株式会社

企業名 Cocolive株式会社
URL https://cocolive.co.jp/
業種 情報・通信業
決算日 5月31日
資本金(百万円) 99.0
所在地 千代田区神田須田町1ー17 神田須田町117ビルディング 5F




企業概要

当社は「テクノロジーとマーケティングの力で、住宅・不動産業界で働く“人”の力が最もうまく活かされる仕組みを創り上げたい」をミッションとして、BtoBのクラウドサービス事業を営んでおります。

主力プロダクト「KASIKA」は不動産業界に特化したマーケティング・オートメーションツールで、主に「工務店・ハウスメーカー」「不動産売買仲介業者」「分譲マンション事業者」に対して提供されています。

重要な顧客とのコミュニケーションプロセス全体をデジタル化・自動化するKASIKAは、集客から成約後のフォローまで幅広い機能を持ち、不動産業界の営業活動の効率化を推進しています。

各事業の内容と状況

当社の事業は主に、「KASIKA」を通じたクラウドサービスの提供です。

状況として、KASIKAは、現在日本国内の不動産業界で広く利用され、その機能は自動メール返信、顧客管理、追客、成約後のフォローなど多岐にわたります。事業の伸長に伴い、各オプション機能も随時追加され、顧客の利便性向上を図っています。

従業員について

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
83 33.7 2.4 4844

労働環境においては、労働組合は設立されていませんが、労使関係は安定しています。

関連企業

該当事項はございません。

業績

指標 当期 前期比(%)
売上高(千円) 1,027,747 28.9
営業利益(千円) 215,045 53.2
経常利益(千円) 203,233 44.5
純資産(千円) 662,776 148.9

これらの数値は、積極的な営業活動と成長戦略の成果を反映しています。

各指標の増減について

売上高や営業利益の増加は、当社の提供する「KASIKA」が市場で評価され、多くの契約が継続され、さらに新規契約も獲得できたことに起因します。一方、経費の増加要因としては、採用活動に伴う人件費や広告販売経費の増加がありますが、それを上回る売上の増加により、最終的な営業利益や経常利益が大幅に向上しました。

今後の見通し

指標 見通し(千円) 当期比(%)
売上高 1,200,000 16.7
営業利益 250,000 16.3
経常利益 240,000 18.0

見通しの増減について

今後の見通しとしても、経営基盤の強化と新サービスの展開による成長を見込んでいます。不動産業界のデジタル化が進む中で、引き続きKASIKAの需要が高まると予測されるため、売上高や利益も順調に伸びていくと思われます。

主要なリスク

当社の事業運営に関連するリスクとしては、以下のものがあります:

  • 市場全般の景気変動リスク: 経済情勢の悪化などにより、不動産業界のIT投資が低迷する可能性。
  • 技術革新への対応リスク: 新技術への対応が遅れた場合の競争力低下リスク。
  • システム障害やサイバー攻撃リスク: インターネット依存度が高く、サーバーダウンなどの技術リスク。
  • 情報漏えいリスク: 顧客情報の外部流出による信用低下リスク。

まとめ

当社は、不動産業界に特化したクラウドサービス「KASIKA」を提供し、高い成長率を維持しています。現時点では業績も好調で、今後の見通しも明るいものと考えられます。

しかし、市場環境や技術的なリスクにも備える必要があります。全体として、当社の成長ポテンシャルを高く評価できますが、リスク管理も含めた経営戦略が求められるでしょう。