| 企業名 | 株式会社トーエル |
|---|---|
| URL | https://www.toell.co.jp/ |
| 業種 | 小売業 |
| 決算日 | 4月30日 |
| 資本金（百万円） | 852.0 |
| 所在地 | 横浜市港北区高田西一丁目５番２１号 |
企業概要
当社グループは、エネルギー事業およびウォーター事業を中心に展開しています。エネルギー事業ではLPガスの卸売・小売、関連機器の販売、保安管理、顧客サービスを行い、ウォーター事業では国産ピュアウォーター「アルピナ」とハワイ産ピュアウォーター「Pure Hawaiian」の製造販売を行っています。
経営方針として「商いは全ての人に仕えること」を掲げ、地域密着型経営を目指しています。経営環境としては、ウクライナ情勢やイスラエル・ガザ紛争による資源価格の高騰、為替相場の急激な変動などが影響しています。
課題としては、物流事業での競争力向上、エネルギー事業の安定供給、ウォーター事業のブランド戦略強化、人材の確保・育成などが挙げられます。
各事業の内容と状況
エネルギー事業では、LPガスの販売や関連機器の販売、保安管理、顧客サービスを行っています。ウォーター事業では、国産ピュアウォーター「アルピナ」とハワイ産ピュアウォーター「Pure Hawaiian」の製造販売を行っています。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数 (人) | 従業員数 (人) |
|---|---|---|
| エネルギー事業 | 211 | (89) |
| ウォーター事業 | 201 | (91) |
| 全社（共通） | 43 | (11) |
| 合計 | 455 | (191) |
従業員数は455人で、平均年齢は44.0歳、平均勤続年数は13.2年、平均年間給与は5,188,955円です。
関連企業
主要な関連企業として、トーエルシステム株式会社、LPG物流株式会社、アルプスウォーター株式会社、株式会社TOM、TOELL U.S.A. CORPORATIONがあります。
業績
| 指標 | 2023年4月 | 2024年4月 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 (千円) | 27,871,409 | 27,102,201 | -2.8% |
| 経常利益 (千円) | 2,452,934 | 2,865,659 | +16.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) | 1,586,001 | 2,178,369 | +37.3% |
| 包括利益 (千円) | 1,730,872 | 2,434,330 | +40.7% |
各指標の増減について
売上高は2.8%減少しましたが、経常利益は16.8%増加し、親会社株主に帰属する当期純利益は37.3%増加しました。これは、エネルギー事業の販売数量減少をウォーター事業の増収が補ったためです。
今後の見通し
| 指標 | 2024年4月 | 2025年4月 (予想) | 当期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 (千円) | 27,102,201 | 28,000,000 | +3.3% |
| 経常利益 (千円) | 2,865,659 | 3,000,000 | +4.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) | 2,178,369 | 2,300,000 | +5.6% |
見通しの増減について
今後の見通しとしては、売上高が3.3%、経常利益が4.7%、親会社株主に帰属する当期純利益が5.6%増加する見込みです。これは、エネルギー事業の安定供給とウォーター事業のブランド戦略強化が寄与するためです。
主要なリスク
主要なリスクとして、以下の点が挙げられます。
- LPガスの売上原価が業績に与える影響：地政学的要因や需給バランス、為替変動の影響を受ける可能性があります。
- ウォーター事業の供給リスク：特にハワイ工場からの輸入に伴うリスクがあります。
- 季節変動リスク：エネルギー事業は冬季、ウォーター事業は夏季に需要がピークとなります。
- 競合競争：エネルギー自由化やウォーター業界の競争激化が業績に影響を与える可能性があります。
- 海外事業展開のリスク：相手国の政治経済事情の急変により契約の継続が困難になるリスクがあります。
- 個人情報の管理：情報漏洩が発生した場合、企業信用の失墜や損害賠償金の支払いが発生する可能性があります。
- 大規模災害のリスク：災害発生時に事業活動に影響が生じる可能性があります。
- 法的規制：法令や行政指導内容の改定が業績に影響を与える可能性があります。
まとめ
当社グループは、エネルギー事業とウォーター事業を中心に展開しており、安定した収益を確保しています。今後も物流事業での競争力向上やブランド戦略強化に注力し、持続的な成長を目指しています。業績は好調であり、今後の見通しも明るいです。しかし、地政学的リスクや競合競争などのリスクも存在するため、注意が必要です。
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