企業名 | 株式会社アストロスケールホールディングス |
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URL | https://astroscale.com/ja/ |
業種 | nan |
決算日 | 4月30日 |
資本金(百万円) | 601.0 |
所在地 | 墨田区錦糸四丁目17番1号 |
企業概要
この企業は、宇宙空間における軌道上サービスを提供することを目的としています。具体的には、人工衛星やデブリの除去、寿命延長、観測・点検などのサービスを行っています。経営方針としては、技術開発、事業開発、法規制作りへの働きかけを重視し、宇宙空間の持続的利用を目指しています。
各事業の内容と状況
企業は以下の4つの軌道上サービスを提供しています:
- 衛星運用終了時のデブリ化防止のための除去サービス(EOL)
- 既存デブリの除去サービス(ADR)
- 寿命延長サービス(LEX)
- 故障機や物体の観測・点検サービス(ISSA)
従業員について
部門名 | 従業員数(名) |
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Engineering(日本) | 126 |
Engineering(海外) | 244 |
全社共通(日本) | 64 |
全社共通(海外) | 60 |
合計 | 494 |
従業員の平均年齢は43.2歳、平均年間給与は12066千円です。
関連企業
主要な関連企業は以下の通りです:
- Astroscale Singapore Pte. Ltd.(シンガポール)
- 株式会社アストロスケール(日本)
- Astroscale Ltd(英国)
- Astroscale U.S. Inc.(米国)
- Astroscale Israel Ltd.(イスラエル)
- Astroscale France SAS(フランス)
業績
指標 | 2023年4月期 | 2024年4月期 | 前期比(%) |
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売上収益 (千円) | 1,792,991 | 2,852,561 | 59.1 |
税引前当期損失 (千円) | △9,314,001 | △9,219,842 | 1.0 |
親会社の所有者に帰属する当期損失 (千円) | △9,264,266 | △9,181,329 | 0.9 |
各指標の増減について
売上収益は、ADRAS-JやELSA-Mの開発進捗により増加しました。一方で、税引前当期損失や親会社の所有者に帰属する当期損失は、研究開発費や人件費の増加により依然として大きな損失を計上しています。
今後の見通し
指標 | 2024年4月期 | 2025年4月期予想 | 当期比(%) |
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売上収益 (千円) | 2,852,561 | 3,500,000 | 22.7 |
税引前当期損失 (千円) | △9,219,842 | △8,500,000 | 7.8 |
親会社の所有者に帰属する当期損失 (千円) | △9,181,329 | △8,450,000 | 8.0 |
見通しの増減について
売上収益は、引き続き新規プロジェクトの進捗により増加が見込まれます。損失についても、研究開発費の効率化や新規プロジェクトの収益化により、若干の改善が見込まれます。
主要なリスク
この企業が直面する主要なリスクは以下の通りです:
- 技術開発・実証に係るリスク:技術開発が予定通り進まない場合、商業サービスの提供が遅れる可能性があります。
- 人工衛星の開発・製造及び運用に係るリスク:部品の供給不足や製造遅延が発生する可能性があります。
- 資金調達リスク:必要なタイミングで資金を確保できない場合、事業運営に支障をきたす可能性があります。
- 市場の変動リスク:軌道上サービス市場が予想通りに拡大しない場合、収益が減少する可能性があります。
まとめ
この企業は、宇宙空間における軌道上サービスを提供することで、持続可能な宇宙利用を目指しています。業績は依然として損失を計上していますが、新規プロジェクトの進捗により売上収益は増加しています。今後も技術開発や市場拡大に注力し、損失の改善を目指しています。リスク管理を徹底し、持続可能な成長を目指す姿勢が評価されます。