2024-07-26有価証券報告書 株式会社共和工業所

企業名 株式会社共和工業所
URL https://www.kyowa-gr.co.jp/
業種 金属製品
決算日 4月30日
資本金(百万円) 592.0
所在地 小松市工業団地一丁目57番地







有価証券報告書の解説


企業概要

当社グループは、株式会社共和工業所(当社)、子会社である株式会社共和ワークスタイル、関連会社である株式会社ネツレン小松並びにその他の関係会社である有限会社ワイ・エム・ジィにより構成されています。ボルト専門メーカーとして、建設機械、自動車関連、産業機械等の業界向けに製品を提供しています。

経営方針としては、「良い製品を早く、安く、お客様にサービスしていく」を基本方針とし、品質第一でお客様の満足度を向上させることを最重要課題としています。

各事業の内容と状況

当社グループは単一セグメントであるため、セグメントごとに記載していませんが、以下の事業部門があります。

  • 建設機械部門: ブルドーザー等の無限軌道の履帯やバケット部分の締結、さく岩機装置の分割構造を締結する支柱ボルトなどを製造。
  • 自動車関連部門: 自動車等に用いられるシャフト部を有しているパーツ部品や変速機械用部品の製造。
  • 産業機械部門: 機械部品の締結や中でも狭い部分に埋め込んで用いる締結用ボルトの製造。
  • その他: 船舶や発電機の内燃機関用ボルトや体育館・スタジアム等の大規模建築物用ボルトの製造。

従業員について

項目 数値
従業員数(連結) 287人(臨時雇用者22人)
従業員数(単体) 286人(臨時雇用者2人)
平均年齢 38.9歳
平均勤続年数 15.2年
平均年間給与 5,506,664円

関連企業

当社グループの関連企業は以下の通りです。

名称 住所 資本金(千円) 主要な事業の内容 議決権の所有割合(%) 関係内容
㈱共和ワークスタイル 石川県小松市 8,000 建設機械用ボルト、産業用ボルト、ナット等関連部品の製造 100 当社製品の表面処理加工。役員の兼務あり。
㈱ネツレン小松 石川県小松市 40,000 金属材料及び金属製品の高周波焼入加工 17.5 当社グループ製品の中の無段変速機用シャフトの高周波焼入加工を行っております。役員の兼務あり。
㈲ワイ・エム・ジィ 石川県小松市 5,000 資産管理 33.4 取引なし。役員の兼務あり。

業績

項目 2023年4月期 2024年4月期 前期比(%)
売上高(千円) 13,213,880 10,972,526 -17.0%
経常利益(千円) 11,026,78 11,494,80 +4.2%
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 10,922,06 14,432,60 +32.1%
包括利益(千円) 12,584,89 11,985,19 -4.8%
純資産額(千円) 14,456,765 15,546,228 +7.5%
総資産額(千円) 17,139,298 17,903,348 +4.5%
1株当たり純資産額(円) 10,648.40 11,451.65 +7.5%
1株当たり当期純利益(円) 804.45 1,063.10 +32.1%
自己資本比率(%) 84.3 86.8 +2.5%
自己資本利益率(%) 7.9 9.6 +1.7%
営業活動によるキャッシュ・フロー(千円) 10,899,34 16,643,36 +52.7%
投資活動によるキャッシュ・フロー(千円) 4,228,56 -25,760,61 -710.0%
財務活動によるキャッシュ・フロー(千円) -2,665,58 -2,141,38 +19.7%
現金及び現金同等物の期末残高(千円) 6,292,801 5,150,833 -18.1%

各指標の増減について

売上高は前期比17.0%減少しましたが、経常利益は4.2%増加しました。親会社株主に帰属する当期純利益は32.1%増加し、自己資本比率も2.5ポイント上昇しました。営業活動によるキャッシュ・フローは52.7%増加しましたが、投資活動によるキャッシュ・フローは大幅に減少しました。

今後の見通し

項目 2024年4月期 2025年4月期(予想) 当期比(%)
売上高(千円) 10,972,526 11,500,000 +4.8%
経常利益(千円) 11,494,80 12,000,000 +4.4%
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 14,432,60 15,000,000 +3.9%

見通しの増減について

今後の見通しとしては、売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも増加が予想されています。特に売上高は4.8%の増加が見込まれています。

主要なリスク

当社グループの主要なリスクとしては、以下の点が挙げられます。

  • 建設機械業界に対する依存度が高いこと。
  • 材料価格の変動
  • 協力会社に関するリスク。

これらのリスクに対して、当社グループは需要分野の開拓やコスト管理の徹底、協力会社との良好な関係の維持などの対策を講じています。

まとめ

当社グループの業績は、売上高の減少にもかかわらず、経常利益や当期純利益が増加しており、自己資本比率も高水準を維持しています。今後の見通しも明るく、売上高や利益の増加が予想されています。主要なリスクに対しても適切な対策を講じており、全体として好調な状況が続くと考えられます。


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