企業名 | ENECHANGE株式会社 |
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URL | https://enechange.co.jp/ |
業種 | 情報・通信業 |
決算日 | 12月31日 |
資本金(百万円) | 890.0 |
所在地 | 千代田区大手町2-6-2 日本ビル3F |
企業概要
当社グループは、「エネルギーの未来をつくる」というミッションを掲げ、脱炭素社会の実現に向けたグリーン・トランスフォーメーション(GX)を推進する企業です。主に電力網の脱炭素化と交通の電化に貢献する事業を展開しています。
各事業の内容と状況
当社は以下の3つの主要事業を展開しています。
- EV充電事業: EV充電インフラの整備と運営。EVユーザー向けの充電インフラサービスを提供。
- エネルギープラットフォーム事業: 家庭向け、法人向けの電力・ガス切替プラットフォームを展開。
- エネルギーデータ事業: 電力・ガス会社向けにクラウド型のデータ解析サービスを提供。
従業員について
セグメントの名称 | 従業員数(人) |
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EV充電事業 | 132 |
エネルギープラットフォーム事業 | 70 |
エネルギーデータ事業 | 50 |
全社(共通) | 33 |
合計 | 285 |
関連企業
現在当社グループには、以下の関連企業があります。
- ENECHANGE Innovation Limited: 英国ロンドンにてエネルギーデータ事業を実施。
- ENECHANGE EVラボ株式会社: 東京都中央区にてEV充電機器の仕入れ、販売や設置工事等を実施。
- EV充電インフラ1号合同会社: 東京都千代田区にてEV充電設備の所有および運営を担当。
業績
指標 | 2022年 | 2023年 | 前期比(%) |
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売上高(千円) | 3,734,068 | 4,379,001 | +17.3% |
経常損失(千円) | △1,156,664 | △2,404,967 | +108.0% |
親会社株主に帰属する当期純損失(千円) | △1,315,060 | △4,985,167 | +279.0% |
純資産額(千円) | 3,502,462 | △1,479,226 | -142.2% |
総資産額(千円) | 6,758,823 | 5,564,807 | -17.7% |
営業活動によるキャッシュ・フロー(千円) | △1,910,932 | △1,621,096 | -15.2% |
現金及び現金同等物の期末残高(千円) | 3,067,058 | 2,179,715 | -28.9% |
各指標の増減について
売上高は全体で17.3%増加しましたが、経常損失や親会社株主に帰属する当期純損失が大幅に増加しました。これにより純資産額がマイナスに転じましたが、営業活動によるキャッシュ・フローの赤字幅は改善傾向にあります。
今後の見通し
指標 | 2023年 | 2024年予想 | 当期比(%) |
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売上高(千円) | 4,379,001 | 5,000,000 | +14.2% |
経常利益(千円) | △2,404,967 | △1,500,000 | -37.6% |
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) | △4,985,167 | △3,000,000 | -39.8% |
現金及び現金同等物の期末残高(千円) | 2,179,715 | 3,000,000 | +37.6% |
見通しの増減について
来年度の売上高はさらに14.2%増加すると予想されており、経常損失や親会社株主に帰属する当期純利益の赤字幅は縮小する見込みです。現金及び現金同等物の期末残高も増加する見通しです。
主要なリスク
当社が抱える主要なリスクとしては、以下が挙げられます。
- EV充電インフラの整備と普及に関するリスク: 国の政策変更や補助金の影響を受けやすい事業環境。
- 電力市場の変動リスク: 電力価格の変動や規制変更によって収益構造が影響を受ける可能性があります。
- コンプライアンスリスク: 内部統制やガバナンスの強化が求められる中、適切な対応が不可欠です。
まとめ
当社の現状として、売上の増加が見られる一方で、大きな赤字を抱えており、純資産がマイナスの状況です。ただし、将来的には赤字幅の縮小と収益構造の改善が見込まれています。投資家としては、今後の市場動向や政策変更、社内部のガバナンス強化に注視する必要があります。