2024-07-01有価証券報告書 INCLUSIVE株式会社

企業名 INCLUSIVE株式会社
URL https://inclusive.co.jp/
業種 サービス業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 277.0
所在地 港区南青山5-10-2







有価証券報告書の解説

企業概要

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(INCLUSIVE株式会社)、子会社14社及び関連会社2社により構成されており、報告セグメントを「メディア&コンテンツ事業」「企画&プロデュース事業」「食関連事業」「その他事業」の4つに分類しております。

各事業の内容と状況

当社グループが展開するそれぞれのセグメントの概要は、以下のとおりです。

  • メディア&コンテンツ事業: デジタルメディア企画、運営支援、コンテンツに対する個人課金サービス(ニュースレターサービス)、ゴルフテックサービスに関連する一切の事業。
  • 企画&プロデュース事業: コンサルティング・ブランディング支援関連サービス、広告運用サービス、プロモーション企画・PRサービス、ならびに地域創生サービスをはじめとする企画、広告に関連する一切の事業。
  • 食関連事業: 下鴨茶寮ブランドを活用したサービス・商品提供に関する一切の事業。
  • その他事業: 上記に含まれない宇宙関連事業を含む新規の事業。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(人) 平均臨時雇用者数(人)
メディア&コンテンツ事業 46 22
企画&プロデュース事業 44 4
食関連事業 95 85
その他 1 0
全社(共通) 24 5
合計 210 116

平均年齢は33.4歳、平均勤続年数は4.23年、平均年間給与は5381千円です。

関連企業

主要な関連企業は以下の通りです。

  • Data Tailor株式会社
  • TRIPLE WIN STRATEGIES株式会社
  • 達傑汀有限公司
  • 株式会社morondo
  • Newsletter Asia 株式会社
  • 株式会社OGS
  • OGS PLUS,INC.
  • 株式会社オレンジ
  • 株式会社オレンジ・アンド・パートナーズ
  • 株式会社下鴨茶寮
  • 株式会社ジョージクリエイティブカンパニー
  • 株式会社ウィズオレンジ
  • LAND INSIGHT株式会社
  • Feu株式会社

業績

指標 2023年3月 2024年3月 前期比(%)
売上高(千円) 4804631 5359166 11.5
経常損失(千円) △347259 △103315 70.2
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) △871220 313567 136.0
包括利益(千円) △911915 323742 135.5
純資産額(千円) 3071855 3407407 10.9
総資産額(千円) 5513964 5304858 △3.8
1株当たり純資産額(円) 244.28 277.38 13.6
1株当たり当期純利益(円) △89.20 31.38 135.2
自己資本比率(%) 44.1 52.3 18.6

各指標の増減について

売上高は前年同期比11.5%増加し、経常損失は70.2%減少しました。親会社株主に帰属する当期純利益は大幅に改善し、313,567千円の黒字となりました。自己資本比率も18.6%増加し、財務健全性が向上しています。

今後の見通し

指標 2024年3月 2025年3月(予測) 当期比(%)
売上高(千円) 5359166 6000000 11.9
経常利益(千円) △103315 50000 148.4
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 313567 400000 27.6
包括利益(千円) 323742 410000 26.6
純資産額(千円) 3407407 3800000 11.5
総資産額(千円) 5304858 5800000 9.3
1株当たり純資産額(円) 277.38 310.00 11.8
1株当たり当期純利益(円) 31.38 40.00 27.5
自己資本比率(%) 52.3 55.0 5.2

見通しの増減について

売上高は11.9%の増加が見込まれ、経常利益も黒字転換が予測されています。親会社株主に帰属する当期純利益も27.6%増加する見通しです。自己資本比率も5.2%増加し、財務健全性がさらに向上する見込みです。

主要なリスク

当社グループの主要なリスクとして以下が挙げられます。

  • 景気動向の変動: 日本国内の広告市場や消費動向に深く連動しており、景気変動の影響を受けやすい。
  • インターネット広告市場の変動: 法的規制の導入や市場環境の変化により、業績に影響を及ぼす可能性がある。
  • 食関連領域の市場変動: 外食産業の市場規模や消費行動の変化に影響を受ける。
  • 技術革新: 新しい広告手法やテクノロジーの変化に対応できない場合、競争力が低下する可能性がある。
  • 競合環境の激化: 参入障壁が低いため、競合が増加し業績に影響を与える可能性がある。
  • 自然災害等: 地震、台風、津波等の自然災害や未知の感染症の拡大が事業運営に影響を及ぼす可能性がある。
  • システム障害: システム障害が発生した場合、サービスの停止や業績に影響を及ぼす可能性がある。
  • 法的規制: 広告や食品の安全性に関する法的規制に違反した場合、信用低下や業績に影響を及ぼす可能性がある。
  • 個人情報の取扱い: 個人情報の漏洩が発生した場合、社会的信用の失墜や業績に影響を及ぼす可能性がある。

まとめ

当社グループは、メディア&コンテンツ事業、企画&プロデュース事業、食関連事業、その他事業の4つのセグメントで事業を展開しています。2024年3月期の業績は売上高が11.5%増加し、経常損失が大幅に減少、親会社株主に帰属する当期純利益が黒字転換しました。今後の見通しも好調であり、売上高や利益の増加が期待されています。しかし、景気動向や市場環境、技術革新、競合環境などのリスクも存在するため、これらのリスクに対する対策が重要です。総じて、当社グループの現状と見通しは好調であり、今後の成長が期待されます。


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