2024-06-28有価証券報告書 株式会社C&Fロジホールディングス

企業名 株式会社C&Fロジホールディングス
URL https://www.cflogi.co.jp/
業種 陸運業
決算日 3月末日
資本金(百万円) 4000.0
所在地 新宿区若松町33番8号







有価証券報告書の解説

企業概要

当社は、2015年10月1日に名糖運輸株式会社及び株式会社ヒューテックノオリンが共同株式移転の方法により設立されました。主に物流サービスを提供しており、低温食品の物流に強みを持っています。

各事業の内容と状況

当社の事業は主に以下の2つのセグメントに分かれています。

  • TC事業(通過型センター事業): チルド食品を中心とした低温食品の物流センター運営と冷蔵車両による輸配送を行う事業です。
  • DC事業(保管在庫型物流事業): 冷凍食品の保管・荷役及び輸配送を一体的に行う事業です。

TC事業は、コンビニエンスストアや量販店におけるチルド食品の取扱物量の回復が緩やかであったものの、新規業務の獲得やEC関連物流業務の拡大により、営業収益は前年同期比2.7%増加しました。DC事業は、市販用冷凍食品の出庫物量が低調に推移したものの、業務用冷凍食品の物量回復や適正料金の収受により、営業収益は前年同期比1.3%増加しました。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(名) 平均臨時雇用者数(名)
TC事業 3822 4381
DC事業 1647 869
その他 283 201
全社(共通) 246 23
合計 5998 5474

従業員の平均年齢は40.3歳、平均勤続年数は5年9カ月、平均年間給与は540万円です。

関連企業

当社グループは、子会社15社及び関連会社2社で構成されています。主要な関連企業は以下の通りです。

  • 名糖運輸株式会社
  • 株式会社ヒューテックノオリン
  • 株式会社C&Fサポートサービス
  • 株式会社アイソネットライン
  • 株式会社トランスメイト
  • ジャパンフーズ物流株式会社
  • 株式会社ジャステム
  • 株式会社エムズライン
  • 株式会社ケーツー
  • マコトトランスポートサービス株式会社
  • 株式会社デイライン
  • 株式会社ヘルティー
  • 株式会社ヒューテックサービス
  • MEITO VIETNAM COMPANY LIMITED
  • T&M Transportation COMPANY LIMITED

業績

指標 2023年3月期 2024年3月期 前期比(%)
営業収益 (百万円) 113350 116028 2.4
経常利益 (百万円) 4935 5194 5.3
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) 3057 3283 7.4
包括利益 (百万円) 2935 4035 37.5
純資産額 (百万円) 47647 46801 -1.8
総資産額 (百万円) 91351 105506 15.5
1株当たり純資産額 (円) 1912.73 2130.53 11.4
1株当たり当期純利益金額 (円) 124.23 139.80 12.5
自己資本比率 (%) 51.3 43.5 -15.2
自己資本利益率 (%) 6.7 7.1 6.0
株価収益率 (倍) 10.2 22.0 115.7
営業活動によるキャッシュ・フロー (百万円) 9051 8123 -10.3
投資活動によるキャッシュ・フロー (百万円) -5832 -8067 -38.3
財務活動によるキャッシュ・フロー (百万円) -878 4189 577.1
現金及び現金同等物の期末残高 (百万円) 8168 12414 52.0

各指標の増減について

営業収益は前年同期比2.4%増加し、1160億28百万円となりました。これは主に新規業務の獲得やEC関連物流業務の拡大によるものです。経常利益は前年同期比5.3%増加し、51億94百万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比7.4%増加し、32億83百万円となりました。

今後の見通し

指標 2024年3月期 2025年3月期 当期比(%)
連結営業収益 (百万円) 118700 122400 3.1
連結営業利益 (百万円) 4700 5700 21.3
ROE(自己資本当期純利益率) (%) 8.0 8.0 0.0
自己資本比率 (%) 45.0 45.0 0.0
配当性向 (%) 30.0 30.0 0.0

見通しの増減について

今後の見通しとして、連結営業収益は2025年3月期に1224億円、連結営業利益は57億円を見込んでいます。ROE(自己資本当期純利益率)は8.0%、自己資本比率は45.0%、配当性向は30.0%を目標としています。

まとめ

当社の業績は堅調に推移しており、特にTC事業における新規業務の獲得やEC関連物流業務の拡大が寄与しています。今後も成長分野への投資を継続し、持続可能な低温物流の実現を目指しています。全体として、当社の現状と見通しは好調であり、今後の成長が期待されます。


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