| 企業名 | 株式会社田中化学研究所 |
|---|---|
| URL | https://www.tanaka-chem.co.jp/ |
| 業種 | 化学 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 9155.0 |
| 所在地 | 福井市白方町４５字砂浜割５番１０ |
企業概要
当社は、二次電池用の正極材料の製造販売を主な事業としております。二次電池事業の単一セグメントであり、リチウムイオン電池やニッケル水素電池向けの材料を提供しています。
各事業の内容と状況
当社の主な事業は二次電池用正極材料の製造販売です。リチウムイオン電池向け製品とニッケル水素電池向け製品の2つの主要な製品ラインがあります。
リチウムイオン電池向け製品は、車載用途や民生用途に使用されており、特に車載用途が大部分を占めています。ニッケル水素電池向け製品は、主に車載用途で使用されており、特に環境対応車において需要が高まっています。
従業員について
| 従業員数（人） | 平均年齢（歳） | 平均勤続年数（年） | 平均年間給与（円） |
|---|---|---|---|
| 339 | 36.5 | 7.9 | 5,366,961 |
当社の労働組合は田中化学研究所労働組合であり、全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟(ＵＡゼンセン)に加盟しています。2024年3月31日現在の組合員数は178名です。
関連企業
| 名称 | 住所 | 資本金 (百万円) | 主要な事業の内容 | 議決権の所有割合又は被所有割合 (％) | 関係内容 |
|---|---|---|---|---|---|
| 住友化学株式会社 | 東京都中央区 | 89,938 | 総合化学工業 | 被所有 50.43 | 株式の被所有 出向者の受入（出向者8名 兼務出向者4名） |
業績
| 項目 | 当期 | 前期比(%) |
|---|---|---|
| 売上高（百万円） | 47,987 | -16.8% |
| 営業利益（百万円） | 2,771 | +56.2% |
| 経常利益（百万円） | 2,782 | +76.2% |
| 当期純利益（百万円） | 2,555 | +98.1% |
各指標の増減について
売上高は主要顧客の生産調整の長期化や増産時期の遅れ、主要原料の国際相場の下落により減少しました。一方、営業利益、経常利益、当期純利益は、コスト削減や技術支援契約による収益計上により増加しました。
今後の見通し
| 項目 | 今期予想 | 当期比(%) |
|---|---|---|
| 売上高（百万円） | 50,000 | +4.2% |
| 営業利益（百万円） | 3,000 | +8.3% |
| 経常利益（百万円） | 3,100 | +11.4% |
| 当期純利益（百万円） | 2,800 | +9.6% |
見通しの増減について
今後の見通しとしては、二次電池市場の需要増加が見込まれるため、売上高や利益の増加が期待されています。特に、リチウムイオン電池やニッケル水素電池の需要が引き続き高まることが予想されます。
まとめ
当社は二次電池用正極材料の製造販売を主な事業としており、リチウムイオン電池やニッケル水素電池向けの材料を提供しています。業績は主要顧客の生産調整や原料価格の変動に影響を受けましたが、コスト削減や技術支援契約による収益計上により利益は増加しました。今後も二次電池市場の需要増加が見込まれるため、売上高や利益の増加が期待されています。アナリストとしての視点から見ると、当社の現状と見通しは好調であると言えます。
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