| 企業名 | 株式会社河合楽器製作所 |
|---|---|
| URL | https://www.kawai.co.jp/ |
| 業種 | その他製品 |
| 決算日 | 3月31日 |
| 資本金（百万円） | 7122.0 |
| 所在地 | 浜松市中央区寺島町２００番地 |
企業概要
当社グループは、楽器の製造および販売、教育関連、素材加工、情報関連などの事業を行っており、国内外に多くの子会社を持つグローバル企業です。主要な事業は楽器教育事業、素材加工事業、その他の事業に分かれています。
各事業の内容と状況
当社の事業は以下の3つのセグメントに分かれています。
- 楽器教育事業: ピアノ、電子楽器、管・弦・打楽器の製造・販売、音楽教室の運営などを行っています。国内外での販売網を持ち、特にグランドピアノの販売が好調です。
- 素材加工事業: 電子電気部品用金属材料加工、自動車部品用材料加工、防音室・音響部材の製造および販売を行っています。自動車関連部品の受注が減少していますが、新規品の受注拡大に取り組んでいます。
- その他: IT機器の販売・保守、コンピュータソフトウェアの開発・販売、金融関連事業、保険代理店事業などを行っています。医療機関向けIT機器販売の受注が増加しています。
従業員について
| セグメントの名称 | 従業員数（人） | 平均臨時雇用者数（人） |
|---|---|---|
| 楽器教育 | 2511 | 315 |
| 素材加工 | 210 | 44 |
| その他 | 73 | 1 |
| 全社（共通） | 101 | 4 |
| 合計 | 2895 | 364 |
提出会社の従業員数は1283人で、平均年齢は45.9歳、平均勤続年数は22.2年、平均年間給与は577万5546円です。
関連企業
当社グループには、国内外に多くの子会社があります。主要な関連企業は以下の通りです。
- カワイ精密金属株式会社（静岡県浜松市）
- 株式会社カワイハイパーウッド（静岡県浜松市）
- 株式会社カワイアシスト（静岡県浜松市）
- 株式会社カワイ友の会（静岡県浜松市）
- 株式会社カワイビジネスソフトウエア（静岡県浜松市）
- 株式会社カワイ音響システム（静岡県浜松市）
- 株式会社カワイキャスティング（石川県羽咋市）
- 株式会社全音楽譜出版社（東京都新宿区）
- カワイ楽器（中国）有限公司（中国上海市）
- 河合楽器（寧波）有限公司（中国浙江省寧波市）
- 上海カワイ電子有限公司（中国上海市）
- PT.カワイインドネシア（インドネシア西ジャワ州）
- カワイアメリカコーポレーション（アメリカカリフォルニア州）
- カワイヨーロッパGmbH（ドイツクレフェルト市）
- カワイフランスSAS（フランスパリ市）
- カワイUK Ltd.（イギリスミルトン・キーンズ）
- カワイピアノ・ロシア（ロシアモスクワ市）
業績
| 指標 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高（百万円） | 87771 | 80192 | -8.6% |
| 経常利益（百万円） | 5639 | 4201 | -25.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益（百万円） | 3672 | 2782 | -24.2% |
| 包括利益（百万円） | 5546 | 5410 | -2.5% |
| 純資産額（百万円） | 38461 | 43141 | 12.2% |
| 総資産額（百万円） | 70818 | 73538 | 3.8% |
各指標の増減について
売上高は前年同期比で8.6%減少しました。これは、中国の経済活動の鈍化や物価の上昇に伴う消費者マインドの悪化が影響しています。経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益もそれぞれ25.5%と24.2%減少しました。一方で、純資産額は12.2%増加し、総資産額も3.8%増加しました。
今後の見通し
| 指標 | 2024年3月期 | 2025年3月期（予測） | 当期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高（百万円） | 80192 | 90000 | 12.2% |
| 営業利益（百万円） | 3255 | 6800 | 108.8% |
| 経常利益（百万円） | 4201 | 6800 | 61.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益（百万円） | 2782 | 4400 | 58.2% |
見通しの増減について
2025年3月期の売上高は90000百万円を予測しており、当期比で12.2%の増加を見込んでいます。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益もそれぞれ108.8%、61.8%、58.2%の増加を見込んでいます。これらの増加は、新製品の投入や市場拡大戦略の成功に基づいています。
まとめ
当社の業績は、2024年3月期において減少傾向にありましたが、今後の見通しは明るいです。特に、売上高や利益の増加が予測されており、新製品の投入や市場拡大戦略が成功することが期待されています。全体として、当社の現状はやや不調ですが、今後の見通しは好調です。
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