2024-06-28有価証券報告書 株式会社ナカノフドー建設

企業名 株式会社ナカノフドー建設
URL https://www.wave-nakano.co.jp/
業種 建設業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 5061.0
所在地 千代田区九段北四丁目2番28号







有価証券報告書の解説


企業概要

当社グループは、建設事業及び不動産事業を主な内容として事業活動を展開しており、日本及び東南アジアにおいて総合建設業を主として営んでいます。国内子会社10社、在外子会社5社及びその他の関係会社5社で構成されています。

各事業の内容と状況

当社グループの事業は以下の通りです。

  • 建設事業: 日本では提出会社及び連結子会社7社、東南アジアでは連結子会社5社が建設業を営んでいます。
  • 不動産事業: 日本では提出会社及び連結子会社3社、東南アジアでは連結子会社1社が不動産賃貸業を営んでいます。
  • その他の事業: 提出会社が再生可能エネルギー事業を営んでおり、連結子会社1社が保険代理業を営んでいます。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(人)
建設事業 (日本) 765
建設事業 (東南アジア) 499
不動産事業 (日本) 10
その他の事業 1
全社(共通) 56
合計 1331

提出会社の従業員数は759人で、平均年齢は46.1歳、平均勤続年数は17.2年、平均年間給与は7,310,010円です。

関連企業

主要な関連企業は以下の通りです。

  • 株式会社NFリアルティ (不動産事業)
  • 株式会社NFエージェンシー (不動産事業その他の事業)
  • 株式会社トライネット (建設事業)
  • ナカノシンガポール(PTE.)LTD. (建設事業)
  • ナカノコンストラクションSDN.BHD. (建設事業不動産事業)

業績

指標 2023年3月 2024年3月 前期比(%)
売上高 (百万円) 114,459 107,415 -6.2%
経常利益 (百万円) 3,134 3,835 +22.4%
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) 1,914 2,645 +38.2%
包括利益 (百万円) 2,602 4,770 +83.3%
純資産額 (百万円) 37,839 42,159 +11.4%
総資産額 (百万円) 79,673 80,616 +1.2%
1株当たり純資産額 (円) 1,063.68 1,183.07 +11.2%
1株当たり当期純利益 (円) 55.72 76.98 +38.2%
自己資本比率 (%) 45.9 50.4 +4.5%
自己資本利益率 (%) 5.4 6.9 +1.5%
営業活動によるキャッシュ・フロー (百万円) 2,170 -2,086 -196.1%
投資活動によるキャッシュ・フロー (百万円) -256 -28 +89.1%
財務活動によるキャッシュ・フロー (百万円) -776 -801 -3.2%
現金及び現金同等物の期末残高 (百万円) 27,426 25,570 -6.8%

各指標の増減について

売上高は前年同期比で6.2%減少しましたが、経常利益は22.4%増加しました。これは、建設事業の一部工事での利益改善が寄与したためです。親会社株主に帰属する当期純利益も38.2%増加し、包括利益は83.3%増加しました。自己資本比率も50.4%に上昇し、財務体質の強化が見られます。

今後の見通し

指標 2024年3月 2025年3月 (予測) 当期比(%)
売上高 (百万円) 107,415 110,000 +2.4%
経常利益 (百万円) 3,835 4,200 +9.5%
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) 2,645 2,800 +5.9%
包括利益 (百万円) 4,770 5,000 +4.8%
純資産額 (百万円) 42,159 44,000 +4.4%
総資産額 (百万円) 80,616 82,000 +1.7%
1株当たり純資産額 (円) 1,183.07 1,230.00 +4.0%
1株当たり当期純利益 (円) 76.98 80.00 +3.9%
自己資本比率 (%) 50.4 51.0 +0.6%
自己資本利益率 (%) 6.9 7.0 +0.1%

見通しの増減について

今後の見通しとして、売上高は2.4%増加し、経常利益は9.5%増加する見込みです。親会社株主に帰属する当期純利益も5.9%増加する見通しです。これらの増加は、国内外の建設事業の受注拡大と利益改善が寄与するためです。

まとめ

当社グループの業績は、売上高が減少したものの、経常利益や純利益が増加し、財務体質の強化が見られます。今後も建設事業の受注拡大と利益改善により、安定した成長が期待されます。アナリストとしての視点からは、現状は好調であり、今後も堅調な業績が続くと予測されます。


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