2024-06-28有価証券報告書 株式会社ゼンショーホールディングス

企業名 株式会社ゼンショーホールディングス
URL https://www.zensho.co.jp/jp/
業種 小売業
決算日 3月31日
資本金(百万円) 47497.0
所在地 港区港南二丁目18番1号







有価証券報告書の解説

企業概要

当社グループは、当社及び関係会社167社の計168社により構成されており、フード業の経営を幅広く行っております。主な事業として、牛丼チェーン「すき家」、寿司チェーン「はま寿司」、ファストフードチェーン「なか卯」や「ロッテリア」などがあります。

各事業の内容と状況

当社グループは以下のセグメントに分かれて事業を展開しています。

  • グローバルすき家セグメント: 牛丼チェーン「すき家」を日本国内と中国、東南アジア及び中南米で展開。
  • グローバルはま寿司セグメント: 寿司チェーン「はま寿司」を日本国内と中国で展開。
  • グローバルファストフードセグメント: 「なか卯」、「ロッテリア」、「伝丸」、「かつ庵」、「久兵衛屋」、「瀬戸うどん」、「モリバコーヒー」などを展開。
  • レストランセグメント: 「ココス」、「ビッグボーイ」、「ジョリーパスタ」、「熟成焼肉いちばん」、「オリーブの丘」、「華屋与兵衛」などを展開。
  • 小売セグメント: スーパーマーケット「ジョイマート」や青果販売の「ユナイテッドベジーズ」など。
  • 本社・サポートセグメント: 食品の製造・加工、食材の仕入・販売、物流機能などを担当。
  • その他: 家庭用冷凍食品の販売、醤油やドレッシングの製造・販売、介護事業など。

従業員について

セグメントの名称 従業員数(人) パートタイマー数(人)
グローバルすき家 5053 20159
グローバルはま寿司 893 19091
グローバルファストフード 6298 9451
レストラン 903 12902
小売 747 2510
本社・サポート 1991 1656
その他 921 649
合計 16806 66418

関連企業

主要な関連企業として、株式会社ゼンショーファストホールディングス、株式会社すき家、株式会社なか卯、株式会社かつ庵、株式会社ロッテリア、株式会社ココスジャパン、株式会社ビッグボーイジャパン、株式会社ジョリーパスタなどがあります。

業績

指標 2023年3月期 2024年3月期 前期比(%)
売上高 (百万円) 779964 965778 23.8
経常利益 (百万円) 28081 50913 81.3
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) 13265 30693 131.4
包括利益 (百万円) 18180 40807 124.5
純資産額 (百万円) 115837 214652 85.2
総資産額 (百万円) 469563 748056 59.3
1株当たり純資産額 (円) 761.63 1171.76 53.8
1株当たり当期純利益 (円) 87.30 195.41 123.8
自己資本比率 (%) 24.6 28.7 16.7
自己資本利益率 (%) 12.1 18.6 53.7
営業活動によるキャッシュ・フロー (百万円) 53078 85985 62.0
投資活動によるキャッシュ・フロー (百万円) △35200 △125387 256.2
財務活動によるキャッシュ・フロー (百万円) 1844 54633 2861.1
現金及び現金同等物の期末残高 (百万円) 64690 82171 27.0

各指標の増減について

売上高は前年同期比23.8%増の9657億78百万円となり、経常利益は81.3%増の509億13百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は131.4%増の306億93百万円となりました。これらの増加は、新型コロナウイルス感染症における行動制限の撤廃に伴う経済活動の正常化や個人消費の持ち直しが要因です。

今後の見通し

指標 2024年3月期 2025年3月期予測 当期比(%)
売上高 (百万円) 965778 1050000 8.7
経常利益 (百万円) 50913 55000 8.0
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) 30693 33000 7.5

見通しの増減について

今後の見通しとしては、売上高は8.7%増の1兆500億円、経常利益は8.0%増の550億円、親会社株主に帰属する当期純利益は7.5%増の330億円を見込んでいます。これらの増加は、企業の賃上げによる個人消費の持ち直しやインバウンドを含めた人流の回復が期待されるためです。

まとめ

当社グループの業績は、新型コロナウイルス感染症の影響から回復し、売上高や利益が大幅に増加しました。今後も経済活動の正常化や個人消費の持ち直しが期待されるため、業績のさらなる向上が見込まれます。特に、グローバルすき家やグローバルファストフードセグメントの成長が顕著であり、今後も積極的な出店やM&Aを通じて事業拡大を図る予定です。


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